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G3は今日も元気

典型的な団塊オジさんの自己満足的日記・・早期退職して悠々自適なのだ・・内容は・音楽雑論、マンドリン、二胡、百名山行、花と菜園、旅あるき、原子力と放射線、別荘暮らし、熊本で介護、猫の石松など・<府中市在住> リンクフリー

原発火災

台風の次は すぐ地震、災害は 忘れないうちに やってくる

柏崎原発の 火事は、以前 建設に係わった私 としては ショッキング

原発で使う 電気の 電源設備 だそうだが、安全を確保する 設備は、

ちゃんと 稼動し続けた だろうか?


原子炉制御部や 放射線モニタリング機器 の 電源系は、

通常 2系統 になっており、双方ダウン時は 自家発電設備も 起動して、

万一の 電源事故に対しても 機能が確保される 設計に なっているが、


問題は 設計どおり 正しくバックアップ されたか どうかである

地震計システムは 正しく働いて 原子炉は 停止したようである


電源設備の火災 の 原因は・・?

110万kWの 原子炉 3基を 急に 停止させて 制御電源系に 無理が かからなかったか


その他 実際の 運用に対して 問題は なかっただろうか

貴重な 確認機会なので、十分 検証して欲しい








核査察

昨年 Guitar演奏で、オーストリアのウィーンに行った
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川の向こうに見えるのは ウィーン郊外にあるゴミ処理場

大阪で奇抜なデザインで問題となった 本家本元である



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この そばに 特徴ある建物が あるはずである

あれ 違ったか・・・?

実は IAEA ( 国際原子力機関 ) の建物が ある


6年前 私が 会社を辞める と 言い出した時

IAEA から 求人が来ているので 行かないか? と 誘われた


国際機関 なんて カッコいい・ とは 思ったものの

年給与は secretary の 10万 US$ に対し、engineer は 5万 US$

帰国休暇も 2week 1回 公用語は 英語 赴任先は 主に ウィーン


そんなに 苦労してまで 働きたくは なかったので 結局 断わったが

もし、首尾よく 働いていたら ・・ 今頃

たぶん このゴミ処理場の 近くに 住んで いただろうな

そして 北朝鮮の核査察 に関する仕事 をしていただろうな

ひょっとして 北朝鮮に駐在して 有名人に なったかもしれないな


そのころも ボスは エルバラダイ氏

長いね~ 彼は







柏崎・刈羽 原子力発電所

批判されるかもしれないが、あえて言う

柏崎・刈羽 原発は 地震に対して 安全であった


その理由は

安全装置が確実に働いて原子炉は停止し 人的被害はなかった


報道されている 主な 地震時のトラブルは 以下の通り

1. 変圧器火災 2. 放射能漏れ 3. 活断層による想定外の震度


変圧器の設備は、建屋の一般電源で、原子炉安全上影響は少ない

従って 市内のライフラインと同様に壊れたものである

ただし、発火したのは反省すべきで、製品リコールと同様

全国の変電設備について、考えられる誤使用条件に対しても

極力発火しないよう点検し、対策を講じるべきである


放射能漏れは、プールの水がこぼれ 微量外部に排出されたもので

環境基準以下であれば まったく問題はない

これを心配するなら、他の 病院の放射性廃棄物や工場の有害物質が

排出されてないか 調べるほうが先である


活断層はこの日本にいる以上 しょうがないと思われる

これが怖いと言う人は シベリアあたりに住むしかない

今回は 活断層上でも岩盤に直接建てられている建屋は

この震度でも十分安全であることが実証された と考えるべき


いつも話題になる トラブル隠し、報告の遅れ は

今回は 特に問題はなかったようである


マスコミは いち早く自治体に報告された原発の状況を

手っ取り早く記事にして 不安を煽っているようだ

もう少し 自分の足で稼いだ記事を 書いてほしい


今回 自治体、政府は 

安全が確認されるまで この原発を稼動停止の処置とした

選挙中だし 住民の安心というか ほとぼりが冷めるまでは

しょうがないと思うが 一刻も早く 再稼動してほしい


800万kW 以上の電力を 火力発電で代用するとなると

100万kℓ位の石油を 消費する 

100万kℓといえば 隣の国が援助要求していた量と同じ・・


事件・事故に対しての対応は 感情的になるべきでなく

事実とその要因を冷静に分析して 評価すべきである・・ 


徹底的に真理を追究し安心を極めることも必要だが

そのあいだにも 人々の生活がある




安全と安心は 違う ・・・  この話はいずれ詳細に






IAEA監査

今回の地震で、柏崎・刈羽原発の監査を IAEAに 依頼すると言う

ひょっとして

この私が監査人として来日した可能性もあった

かもしれない

( これまでのブログのストーリーより・・・ )



監査人の立場で 意見を言う

IAEAのもっとも重要な仕事は 核兵器の開発、核実験などを監視し、核拡散を防止することである

平和利用の原発については、原発先進国の英、仏、日、米、独が、主導的立場にあるが、

各国の国益を基にした技術交流が主で、安全性について指導しているわけではない

各々の国の事情もある


安全や環境汚染については、むしろ日本だけやたら厳しい規格を設けているので、

他の国から鼻つまみ的になっているのが現状である


ひとつだけ注文をつけるとすれば、

発電所内の建屋、設備の耐震基準のみなおし すなわち

一般設備でも休憩所でも 敷地内の建造物は すべて安全系並みの耐震強度とすること

(周囲の人に不安を与えないように)


IAEAの 査察の 目的は、

震度 6以上でも 原子炉の安全性が 確保された

すばらしい日本の技術を、データとして 調査収集に 来るのである



どっかの知事が

「IAEAに訴えて十分監査してもらう!」

と 怒っているのは まったくもって

アホらし ・・










安全と安心 Ⅰ

原発は安全か が発端であるが、「安全とは何か 安心とは何か」の話をしようと思う


安全の反対は 危険  安心の反対は 恐い(恐怖)

安全の英訳は safety  安心の英訳は peace of mind


安全で安心なもの  新幹線

安全だが恐いもの  飛行機

危険だが安心なもの 一般の車

危険で恐いもの    あなたの運転する車



なんとなく違いが 浮き出てきたように思う


はたして "原発" はどうだろうか


結論を急ぐと


原発は 飛行機に似たレベルで 認識されているのではなかろうか ?



つづく

 

安全と安心 Ⅱ

原発について 放射能があるから恐い という人は 多い


何が 恐い ? と 聞くと 


放射能で すべてが 汚染されて 永久に 住めなくなる

癌や 白血病など 子々孫々まで影響する 病気 になる

とにかく 広島・長崎みたいな 症状に なるのは イヤだ・・・



しかし 冷静に考えて欲しい 


あの時 汚染された広島・長崎は 今 住めませんか?

その地方に 遺伝性の 癌・白血病が 多いですか?


確かに 原爆の場合 1km以内だと 数百シーベルト以上の放射線を 一瞬に 浴びるので

熱線を 避けたにしても 急性放射線障害で ほとんど 24時間以内に 死ぬ


しかし 放射線の低い 被曝の場合 

個人によって その障害の程度は 異なるし

もともと 放射線による 晩発性の 病気・異常を 判断するのは かなり 難しい


放射線による 障害 というのは

放射線の 電磁波 (原子レベルの大きさの粒と考えても良い) が 身体を突き抜けてダメージを与えるもので

その場所が たまたま 遺伝子や 増殖細胞があった場合は 影響が 現われるが

普通の 損傷部分は 人間の中で すぐに 修復される


したがって 子供や 妊婦など 一般に増殖細胞が 多い人は 危険であるが 個人差や 確率的な要素も 多い


当然ながら 自然の放射線などによる 癌・白血病も 確率的に 存在する


問題は 原爆に匹敵する 放射能を 浴びるような リスクが 原発に あるかどうか 

さらに 自然放射能に近い 低いレベルの 放射線が どのくらい 危険だろうか・・・

 



つづく






安全と安心 Ⅲ

「チャイナシンドローム」という映画があった 見たのは 立川南口の映画館で 昭和47年ころ

ジェーンフォンダが 新聞記者の 役で 原発の危険性を アピールしていた

そもそも "チャイナシンドローム" とは

原子炉が 暴走して、どろどろになって 地面を溶かし 地球の裏側の 中国に達する 悲劇 ということだが、

科学的に どう考えても ありえない 比喩にしても ピンと来ない


映画でも 原子炉が 暴走する場面が出てくるが、沸騰型原子炉の 計装盤を 設計した我々が見ると

科学的考証が まったく できていない


安全装置を 稼働させようとする 動きも無く、ただ 機械が正しいか、主人公の考えが正しいか 言い争っている

最後には 地震みたいな 振動が起こり 計算機のプリンタが イベント終了 で 完 となる


結局 何が 危険かは よく分からず 何となく恐い恐いの ホラー映画 の類 ではないか


物言わぬ大衆 の意見を 報道することで 災害を 及ぼす可能性のある 悪 を 抑制する

・・風なことを 言いたいようだが、あまりの茶番劇では 逆効果 と思える









伊方原発

四国の西に延びる佐田岬半島を 車で走ると 伊方原子力発電所が 見える

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これまで 原発に係わってきた者 としては 当然ながら ビジターハウスを 訪れる

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展望台からの 眺めは・爽快・  外は暑いけれど 中は涼しい・・ 

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近くには 風力発電センターも ある

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今日 浜岡原発の 運転差し止め訴訟 の判決 が 出たが、

原発が どれだけ役に立っているか 皆 知っているのだろうか



反対派の人は 「原発なんか なくても、夏の一時期の数日だけ 省エネすれば やっていける」 という

しかし、数日 とはいえ 不確定な 制約を 社会は 受け入れて くれるだろうか

石油が ずっと 今の状態のままで 使える保障は ないし、今後 リスクが 増大するのは 必至


原発の 発電容量は、設備としては 国内の 全発電容量の 約三分の一 だが、稼働している割合は 高い

すなわち、

電気の消費量が 少ない時は、火力発電を 止め、原子力を 優先的に動かす ことにより 石油 を節約する

以前 ある電力会社圏では、12月の ある時期、電力消費の 95%以上 を 原発で まかなった事も あるという


伊方原発の出力は 約 200万kW、柏崎原発の出力は 約 800万kW ・・莫大な量の石油が 節約されている

水力発電の 黒四ダム 32万kW 井川ダム 6万kW ・・環境を破壊する割りに 発電量は少ない

我が別宅に 予定している 太陽光発電 3kW ・・300万円も かけて 我家一軒分が まかなえない


風力にしても、太陽光にしても 風や 日光が なければ 止まってしまうし、

騒音、景観、廃棄物(特にパネルの重金属)など 新たな 公害の発生も 予想される


エネルギーを供給できる体制を構築するには、少なくとも10年以上の時間がかかる

我々の次の世代の繁栄のために、あるべき姿を議論するのは当然のことだが


今は・・

知恵を 出し合って 原子力を うまく 使っていこう よ














貢献

朝日新聞の土曜版に 大手電気会社のK会長の記事が出ていたが、昔 原発の設計をしていた頃 その人と よく打合せをしていた

そういえば同期入社の M氏は昨年 取締役に昇進した  仏国出張でお世話になったT氏はもう技術開発の総帥  同年代はまだまだがんばっている

私はといえば 早期退職して 学会も脱退して 今は 原子力に無縁の日常

日本の資源エネルギー状況を憂いながら 少しでも原子力業界に協力できるよう 情宣活動をしていきたい

ちいさな このブログでも ・・・





テポドンが来る?

北朝鮮のミサイルが日本へ飛んでくる とマスコミは騒いでいる

もともと相手は 騒ぎを起こすことが目的だから あまり乗らないほうが良い

へぇ~今度はまっすぐ飛ぶのかねー 夜だったら肉眼で見えるんじゃないの 

自衛隊は 迎撃ミサイルの試験ができて 格好の訓練になるねー

いいかげん戦争ごっこは止めて 戦うなら なんかスポーツにしたらどーかね

野球じゃ無理だろうから サッカーとかスケートとか 国際試合で相手に勝つとスカッとするよ

もちろん そのためには 人々が食べられて 生活レベルを上げないとダメだけどね

こんな余裕で見られると 核爆弾を装着するぞ なんて また新たな脅迫を考えるかもしれない

しかし ロシアから盗んでもこない限り 核爆弾を作るのは無理だと思ってるよ え 持ってる?

持ってるなら ちゃんと核実験を公開したほうが 脅しの効果がある と思うんだけど

今の核監視は 振動と放射性物質を検知して行う方式なんで 核実験の偽装なんて簡単にできる

1ton爆弾200個くらい集めて地下で爆発させれば NPT(核拡散防止機構)の地震計を動かせるし

低濃縮のウラン溶液を臨界状態にすれば 核分裂に特有な放射性物質を放出させることもできる

これは昔日本でもあったね ステンレスのバケツと水だけなんで 簡単 偵察軍事衛星もだませるよ

いちおう 当方は 原子力の専門家なんで 的確な推定と 思っているんだけど

北朝鮮の脅しで 最も恐いものは 実験用原子炉でチェルノブイリ的事故を起こされること だね

自国の民を犠牲にしても相手にダメージを与える自爆攻撃は やりかねないだけに外交効果は抜群

しかし こんなことを書くと 拉致されて北朝鮮のために働かされるかもしれないな

ま 特別待遇で 喜び組なんかあてがわれたら ひょっとして それも ・・ コラコラ !
















八丁原地熱発電所

筋湯温泉の近くにある八丁原(はっちょうばる)地熱発電所 こういった所は必ず展示館があって 一人旅でも結構楽しめる

もうもうと湯気が上がる蒸気井(じょうきせい) お気軽にお立ち寄り下さい の看板に誘われて・・展示館へ

豪華な映像設備ときれいなコンパニオンの丁寧な説明 その後 タービン/発電機建屋 冷却塔建屋を見学



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発電能力は 1号機2号機あわせて 11万kW 地熱発電所としては わが国最大の出力を誇る

しかし う~む 柏崎原発が 1~7号機合わせて 740万kW だから 70分の一 か・原発に比べれば 小さいね

地熱発電も原発も Co2削減対策として有効だが 放射性廃棄物を出す原発に比べて 地熱発電はクリーンと言われる

しかし 発電用の蒸気井を次々に掘って蒸気・熱水を大量に取り出し 還元井を掘っては 冷却水を注入する

地面を痛めつけているようで 少なくとも 環境に優しい発電ではない 温泉の枯渇問題は大丈夫だろうか

見た感じでも 冷却塔から蒸気をもうもうと吹き出している姿は 地球温暖化を防止しているようには見えない

それでも 石油や石炭を燃やして発電するよりましだ 応援したい  以下 カタログ



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日本のエネルギー供給問題を憂い 原子力発電の開発に人生のエネルギーをつぎ込んだ 私

退職した今でも 思っているのは

クリーンといわれる水力発電 太陽光発電 地熱発電 風力発電 燃料電池などにも いろいろ問題は多い

わが国も もう一段 原発を推進する方向に 議論を進めたら どうだろうか・










ガラス固化体

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原子燃料サイクルの話を始めると このブログ 何十回書いても終わらない ので 基本は 他文献を参照 願う

ここでは 使用済み原子燃料から ウラン プルトニウム等 有用な物質を抽出し 最後に残る廃棄物の話

すなわち 私が 会社時代 関わっていた所



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発電用原子炉では 原子燃料のウラン が 核分裂して 様々な原子番号の物質が 生成されるが

これらが 最終的に 廃棄物 と なり ガラスに混ぜられて 耐久性容器(キャニスター)へ 封入される

これは ガラス固化体と呼ばれ 直径40cm 高さ1.3m  強烈な 放射線と 原子の崩壊熱 を 発する



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現在 我国は 原子燃料の再処理を 仏国 英国に依頼しているが 当然 このガラス固化体は 日本へ返還されてくる

ガラス固化体は 30年程 一時保管し 熱や放射線の減衰 を 確認した後 地中深く処分されるのが筋書きであるが

処分地は今の所決定していない トイレ無きマンションと言われる所以



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返還されている ガラス固化体 を 一時保管する 施設が 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター

技術的には 遠隔操作技術 効率的な冷却構造くらいだが 放射性物質を確実に 閉じ込め 長期保管するために

想定事故も含め 施設に備えるべき機器 運用シナリオなど 長い間 研究開発が 行われた



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使用済み燃料は 原子力発電を行っている限り どんどん増え続けていくので いずれ 最終処分しなければいけない

ガラスに固め ステンレスのキャニスターに封印し 地下300m 以上に場所にトレンチを掘って 埋めるのだから

少なくとも 百万年 (人類が続くか?) 放射能染み出し などの被害は 想定しにくいが 安全のために ・

北海道の幌延 や 岐阜県土岐市 では 地中に穴を掘って 水の浸透 物質の変化などを 研究している



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当然ながら 施設の 放射線は 確実に 監視されている

わが国の 法規制濃度は 厳しいので 自然放射能レベルの変動 気象状況 他国の核実験の影響など・

ネットで 公開されている 環境放射線 を 眺めていると いろいろ 分かって 面白い



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たまには 娯楽性の ない 話   うまく 纏まらなくて 申し訳ありません





今 出来ること

ずっと台湾に滞在していて やっと昨日 日本に帰ってきた

もちろん台湾でもNHKは見れるし 現地のマスコミも 大々的に日本の地震を報道していたので 状況は 把握できた

しかし 日本の同胞が 苦労して居る時に 演奏や親睦活動をしているのは なんとも心苦しく 悶々の状況



今 帰国して 私にできること を考えてみた


私は 大学で原子力工学を学び 会社で 福島3号原発の 原子炉制御装置の設計、放射線監視装置の設計に携わった

また これまで JCO臨界事故 もんじゅNa漏洩事故 美浜熱交換器破損事故 動燃アスファルト施設爆発事故ほか

国内の主な原子力の大事故について 当事者または かなり近い立場で係わった (不運な) 経験がある

本来なら 現場の事故対応チームに加わって お手伝いしたい気持ちだが

これは 現在 退職した身分から すんなり機動的には 動けない

もちろん 要請が あれば すぐにでも 駆けつける



専門家の観点から このブログで 少しでも 関連情報を発信し 皆さんに 心の不安を 取り除いてもらおう ・・



状況は刻々変わるが 今 私が考える 事故原子炉に対する 緊急対策は

とにかく 燃料被覆管が溶けて(もう溶けているかもしれないが) 汚染物質が 広がらないよう

原子炉内や 使用済みプール にある燃料を 冷やす しかない


使用済み燃料プールの分は 周囲の壁が破壊されていれば 外部からの放水して 水を溜める 

炉内の燃料を冷やすには 電気を復旧して 炉心の水を循環させるポンプを動かすのが効果的だが

ダメなら 非常用炉心冷却装置や 消火設備を 動かす それも動かないなら 格納容器全体を水没させる


この時のリスクは

・電源を入れる時には 漏電火災が発生するので 慎重に

・放水の際は 放水の力で配管などを破損させないよう また 水蒸気爆発を起こさないよう 注意

・JCO臨界事故のような部分臨界爆発を防ぐため 水にホウ酸など中性子吸収剤を加えるか

これらを含む棒(板など)を近くに置く また 難しいが 形状による臨界とならないよう 注水する

・注入した水が漏れ出たら 汚染の拡大に繋がるので 一旦注水した水が 大量に外に流れ出ないよう

防御策を講じる

・作業員の被曝のリスクはあるが 非常時においては 今後の大量の被曝を防ぐ意味からも 現実的に考えるべき



建屋が吹き飛んだ映像は 1986年のチェルノブイリ事故とそっくりなので あの事故と比較して 話を進める

チェルノブイリでは 運転中の原子炉が暴走し 炉心と周りの閉じ込め容器 全部が爆発し

燃料周囲の黒鉛(減速材)も 一週間燃え続けて 炉内のほとんどの放射性物質が周囲に撒き散らされた

今回は 原子炉が停止した後の燃料 また使用済み後の燃料が 水で冷却されないため 炭火のオキ(残り火)みたい

になり 周囲に 悪さをしている状況


したがって 原子炉容器 更にその周りの格納容器は 正常と思われるので 大量の放射性物質の 飛散の可能性は

チェルノブイリより低い と考えられる


しかし 津波により 非常用電源も破壊されている また 6基の原発全部に 対処しなければいけないのは

今後の 閉じ込め対策に 多くの労力を 要する


また 原子炉容器と繋がっている配管の損傷が どのくらいか

今後 破壊的な爆発(水素爆発 水蒸気爆発 部分臨界爆発)が起きるかどうか

余震で更なる破壊が進むか など 今後の予断は 許さない



チェルノブイリでの 最終的な被害は

被曝による死者 30人  放射線障害による入院者 約500名  死者は ほとんどが 消防士などの現場担当者

放射性物質による土壌の汚染は 当時の風上100km 風下300~500km の範囲で 部分的に 強度の汚染

汚染による 放射線の上昇は 全世界で観測され 東欧諸国の被曝量の増加は 今後70年間で100mSv 程度

と予測される
 

放射線障害による入院者が その後 どれだけ亡くなったか 回復したかは 明らかでない


当然 情報統制が厳しい当時のソ連での話は 晩発効果がどうなったか も含めて 過小評価しなければ いけないが

キエフ ミンスク など 近くに大都市がある地域なので 数百人も死者が出れば 隠しようがない と思われる


国際機関の事故評価でも ほぼ 同様の 被害状況を 確認している



ここまでで 言いたい事は


原子炉事故が たとえ最悪な事態になろうとも まず 自分が 死ぬことは無い !

と 腹をくくって 冷静になってほしい!


死ぬまでは いかなくても 身体に悪いのでは? と心配している 貴兄のために ・

「 今の状況で 身体に悪影響を及ぼすことは 絶対に ない ! 」 

と あらためて 言いたい  


対応している政府関係者や 電力広報が はっきり断言できない理由


放射線に係わる法規制値は やたら低い (解説は後日) ので これを上回る可能性は 多々ある

これを容認する発言をすると 法律を破ったということになり のちに 刑事責任や 損害賠償責任で

訴えられたら負ける



政治家の皆さんは この際 他人の責任追及や 自分の保身 を考えず 身を粉にして 復旧に動いてほしい

直接被害を受けていない人は 冷静になって 食糧 物品の買い占め また 無用な移動なども 止めてほしい

マスコミの方は 最悪状況を ことさら強調して 不安を煽る表現は 止めてほしい



今の原発事故で 一般人が死ぬことは無い! と断言したが

もうひとつ ・

パニックによる行動が 広がれば 必ず 死者が出る!   と 断言する



しばらくは 以上の記事に関連して 原発と放射線に掛かる記事を 掲載する予定














   

放射性物質は こう動く

放射線が恐い ! と ひたすら 不安を 募らされている人々の ために ・


福島の事故で 発生した 放射性物質が どういう風に あなたを襲ってくるか その道筋を 解説する



◆ まず 敵部隊の素性を 知ろう

放射性物質は 原子炉の燃料を 燃やした時に 発生する

それは ウランが いろんな割合で分裂した様々な物質

ガス状態もあれば 粒子状態もある

すべてが物質として不安定で 強烈な放射線を発生する



◆ あなたの居るところまで来る防衛ライン

原子炉の燃料自体 瀬戸物みたいなセラミック質 大きな粒子は ここから出るだけでも大変

燃料は 金属(ジルカロイ)の被覆管に覆われている 小さな粒子 ガス状物質 でも この被覆管を 破らねばならぬ

被覆管の集合体は 分厚いステンレスの 原子炉容器の中にある これを破るのは 到底無理なので 敵は 接続配管を通して 外に出るしかない

原子炉容器は さらに数m厚のコンクリート製 格納容器の中にある これを破るのは また絶対無理なので 敵は 接続配管を通して 外に出るしかない

格納容器は 原子炉建屋の中にある この建屋も 気密性があるので 敵が突破するのは 壊して外に出るしかない



◆ いろんな助けを借りて 放射性物質が 防衛ラインを突破した

原子炉は停止したが 残り火状態であった ところが これを冷やさなかったので おそらく 被覆管が損傷した 小さな粒子や ガス状のは 簡単に 原子炉容器の中に 出た

原子炉容器では 圧力が高いため 冷やす水を入れるのに 困難を極めていた 外から注水するために 中のガスを抜いたが おかげで敵は 労せずして 外に出ることが出来た

次の防衛ライン 格納容器の外に出るのは 原子炉容器を冷やすため 様々な対策をしているドサクサで 外に出るルートは 割りと簡単に 見つけることが出来たようだ

ここで 敵の力強い援軍 使用済みの燃料は 格納容器の外にある そこを冷やさないで発生した敵の別働隊は いきなりこの場所から出撃できる

百戦錬磨の原子炉燃料部隊と別働大部隊の使用済み燃料部隊は 今や 原子炉建屋内で合流し あなたを攻撃する準備が 整った

ここでまた敵の最大の援軍 水素爆発で 最後の砦 原子炉建屋も あっさり吹き飛んだ 遠くにいるあなたを攻撃するのに 最大の推力で 力強く後押し してくれた 



◆ 敵の攻撃手段

の武器は なんといっても強力な放射線 近くから直接 一個大隊の攻撃を受けたらひとたまりもない

小さな粒子 ガス状の敵兵は 風に乗って 広範囲に攻撃してくる 殺傷力は弱いが 肉弾戦となるのでやっかい

こっそり体内に侵入し 中から攻撃されたら 弱くても威力はある



◆ 対抗手段

一個大隊の 直接の放射線に対しては コンクリートなどで遮蔽する か 敵から離れれば(近寄らなければ) 簡単に防御できる 割りと簡単

風に乗ってくる敵兵は 風下にしか行けない 風上なら比較的安心 また 風に乗ってくる途中 拡散して 敵の攻撃能力は はるかに低減している

これを防御するには 花粉症対策と同じで十分  降り始めの雨にも敵が潜んでいるので 出来れば濡れない しかし 少々敵の攻撃に まみれたとしても 放射線は ごく弱いので 損害を受けることは ない 気分の問題

(放射性の粒子・ガス)を集めて 口に入れるヤツは居ないと思うが 気をつけるべき敵の 唯一の攻撃手段は 体内照射  プルトニゥムの重粒子被曝 ヨウ素の甲状腺集積による被曝は 威力がある 

もともと敵部隊の兵は 時間が経てば 減少していく 一週間経てば 攻撃能力は半減するが 一部はしぶとく攻撃するので これを狙って防御する



以上までの 結論


事故による放射線から 身を守るには


直接の放射線の防御

        事故の原子炉に近づかない 遮蔽の陰に隠れる 

                 
飛散した物質からの放射線の防御

        衣服に付着した場合 払い除く 洗う

        マスクなどでなるべく飛散物を吸い込まないようにする




いま 誰もが言っているような 結論になったが この対策を どんだけ 真面目にやるべきか ?

私が 言いたいのは  離れていれば テキトーでもいい !!    だが ・

定量的に説明しないと みなさん納得してくれない 




以下 次回に続く










危ない放射線の量

放射線の量を示す単位を 分かり易く説明するのは 困難

理解しにくいことを言うと ますます 不安を煽る要因 となるし ・

どうしても分からない人 (または分かろうとする気にならない人) は 後半の 結論のみ お読み下さい



◆ 基本事項

放射線にどれだけ曝(さら)されたか を示す単位が Sv (シーベルト)

1 Sv の千分の一が 1mSv(ミリシーベルト)  1 Sv の百万分の一が 1μSv(マイクロシーベルト)

Sv(シーベルト)は 量の単位であるので その場の状態を 表わす時には

例えば 一時間当たり 100mSv とか 一年間に 500μSv と表現する 



◆ 放射線の危険度 事例

身近に聞くなかで どの位の量で どう危ないのか 危ない順に 事例を 示す


 1000 Sv  直接 受けた場合は 一瞬でも 確実に死亡する ( 原子爆弾 直近での被曝 JCO臨界事故での被曝 )

  100 Sv  50%の人が 2時間以内に死亡 2週間以内にほぼ100%が死亡

  10 Sv  永久的損傷を受け その後 ほぼ100%死亡

   1 Sv  短時間でも受けた場合 吐き気 全身倦怠の症状 後遺症が残る

  500 mSv  短時間の場合は 白血球の減少など影響が出るが やがて回復

  400 mSv  宇宙飛行士若田さんが 四ヶ月の 宇宙ステーション滞在で 受けた放射線量

  200 mSv  医学的検査で 障害が見られた事例はない

 100 mSv  ブラジルのガラパリ市で環境から受ける一年間の放射線量

  10 mSv  CT検査一回で受ける放射線量

   3 mSv  日本で 環境から受ける一年間の放射線量 (平均)

   1 mSv  原発から外に出してよい 一年間の放射線量 (法令)

  600μSv  X線検査一回で受ける放射線量

  200μSv  アメリカまで一往復した時 飛行機内で受ける放射線量


◆ いいわけ的 解説

以上の事例はウソだ! という人が 居るのは 認める

確かに 原爆直近で生きていた人も居れば 離れても白血病で死んだ人も居る

環境放射線などは 場所や時間 天候によっては 千倍くらい 値が異なる

そのときに いろいろ条件があれば 量は全く異なるし 事態は異なってくる

立派な お墨付きの分析データから引用しているわけでもない

しかし 今は 細かい条件を考える必要はない !

だいたい こんなものだ! と分かってくれればいい

確率が少ない条件で これが危ない! と言うのは 普通の人にとっては ただ不安を煽るだけ


短い文章では すべての条件を 説明することが 出来ないので

「絶対安全です! 死ぬことはありません!」と言うと いい加減なウソを 言ったことになる

だから 責任ある人は 言わないし、万一の場合とか 最悪条件での話 としか言わない

でも ふだん いい加減?と思われている 私は  はっきり 言います ! 



◆ 結論


一時的に 発電所周囲で 400mSv が観測されたのは 問題のレベルではない !

作業員が 何時間か 250mSv 程度 被ばくしたのは 健康に影響はない !

原発で 基準の 100倍の放射線量が確認されました というのは驚く値ではない !

今回の事故で 現在 身体に影響が出るので避難すべきレベルの 放射線量は ない !


 

◆ まだまだ

前回も言ったが 風に乗って飛んでくる放射性物質がある 

これで汚染されたり 吸い込んで体内被ばく を受けるので 定量的に説明する必要がある


放射性物質の量の単位は Bq (ベクレル) である ・・



また 長くなるので 次回










 





 


危ない放射能の量

TVでは 野菜が汚染された と騒いでいる


  ほうれん草に 1kg当たり 53000 Bq(ベクレル) の 放射能が含まれることが 判明した

  これは 一年間 毎日 ほうれん草を 食べ続けても 身体に影響があるレベルではない

  しかし 関東 6県に ほうれん草の出荷は自粛してほしい という政府の指示を 出した


わが国は 食品の安全について 世界で最も厳しい基準を定めているだけに

出荷停止指示をださずには 外国に対してもメンツが立たない? のか ・


この非常時 我々としては 冷静に 危険の程度を把握し 節度ある行動を 望む !



◆ 放射能の量

1Bq(ベクレル) とは 放射線を1発 発射できる量である

では 100 Bq の放射能が 目の前にあったら どれだけ(何シーベルト)放射線を浴びるのだろうか



◆ 実は 数値を出すのは 難しい

シーベルトは 放射能を持つ物質から 発射された放射線 のエネルギーを受けて 生体が 反応する 度合い

放射線の種類 放射線のエネルギー 物質との距離 間にある物質(空気?水?) 体内での分布 他が パラメータ

条件をつければ 計算は出来るが 実用的ではない


ICRP(国際放射線防護委員会)では 一年間に環境から受ける放射線量 2.4 mSv のうち

 空気中のラドンガスを吸い込んだ影響で  1.2 mSv
 食べ物を 摂取したものによるものが    0.3 mSv
 空から及び地面からの直接被ばくが    0.9 mSv  と 試算している

これから 息をして 食べている 普通の人でも 1.5mSv/年 の 被ばくを与える 放射能を 体内に持っている

ということになる



◆ 安心するために

放射能汚染によって 健康被害を受けた定量的データや 実例が ほとんどない (第五福竜丸事件くらい)

従って 通常の環境中にも 放射能は これだけ存在する という事実を 列挙する


60kg体重の人には 炭素14だけでも 3000 Bq 存在する  他に カリウム40 や ナトリウム22 など

日本の土の表面には 1kg 当たり セシウム137が 100Bq 存在する

某地域の野菜の測定結果 セシウム137、ヨウ素131、ストロンチウム90 が 各々 0.5 Bq/kg 存在

某地域の牛乳の測定結果 セシウム137、ヨウ素131 が 各々 0.5Bq/ℓ 存在

某地域の米の測定結果 炭素14が 100Bq/kg セシウム137 が 0.5Bq/kg  存在

放射線検出器の試験用 線源 コイン状のプラスチック製  セシウム137  3700,0000 Bq/kg



◆ 解説

セシウム137 ストロンチウム90 ヨウ素131 は 昔から地球に存在する物質でなく 核分裂によってのみ発生する

事故の影響では? と疑われるが 1950年代の大気中核実験により 現在 世界中に拡散し どの地域でも 検出される


マーシャル群島での核実験 中国四川省での核実験は 特に 影響が大きい フィリピン タイ 中国奥地の農産物

水産物には 特に残留放射能が多いと思われるので 日本は 輸入品に対しても厳しい監視をしている


原発の影響であれば 風に乗って運ばれるので 汚染は ほうれん草ばかりではない

汚染経路が 事故と繋がっていたなら 今年獲れる米をはじめ 全部ダメ ということになる

白菜 大根 人参 ピーマン 椎茸 ネギ パセリ ・・も 

牛乳については どういうルートで汚染したか 私は 疑問に思っている


身体に影響がある量を エイヤ! と推定すると・

セシウム137 を 百万Bq くらい 飲み込んだ時 かな・?

汚染食糧を 何トンも 口に 入れ続けなければ ならない

放射線の影響は 晩発効果  おそらく その前に 食べすぎで 死んでしまう



◆ 結論

我々は 放射線を発生する放射性物質(放射能)に 囲まれており
人の身体も 食べ物も 息をする空気の中にも すべて 放射能は ある

汚染されている ということは 基準値を超えている だけであって 汚れてあぶない という意味ではない

風に乗って飛んでくる放射性物質は 土壌や動植物を汚染するが そこからの直接被ばくは極小

懸念しておくのは 体内に 大量の放射能が 長い時間留まると 癌や白血病の要因になる ということ

対策は 洗うなど 残留農薬対策で十分 食生活を変えると そちらからの 健康被害が大きい




◆ 本音

ほうれん草 かき菜の出荷制限は やりすぎ ! 他の野菜も 動植物も 皆 同じなのに

以前 かいわれ大根 を食っていた大臣は モー 懲りてないね

残留農薬と同じよう 洗って出荷すれば まったく問題は ない !


農家の補償には多額の税金が使われるし 全国のスーパーでも混乱する

この非常時 税金の使い道は 心して おかなければ

もともと 国の基準値が低すぎるのが原因 と 白状しなさい !

大丈夫だが念のため出荷制限する なんてのは いたづらに不安を煽るだけ !

















基準値が低いのは

東京都の水道水から 基準を超えるヨウ素が検出されたので 乳児には水道水を飲ませないで下さい

茨城県の牛肉には 放射能は 検出されませんでしたので 安全です



以上の報道は 全く適切ではないので あらためて 放射線 および 放射能の量 について このブログから 叫ぶ !


幼児に対する水の放射線基準は 100Bq /ℓ 

この量が どのくらいか 前回のブログを見た人は 分かると思うが

我々の周囲 その辺に 普通にある放射能の量と あまり変わらない


また 何を調べても 放射能は 検出されるはずで 放射能レベルは 通常と同じでした というのが 正しい

安全です という表現も 実は いいかげんな表現 正しくは 健康に影響を与えないと思われます




では 基準値というのは 安全を担保する数値ではないの ?


それを説明するために まず安全とは何か? ということを 考えてみようね (池上さん的 言い方になります)


同じ事象でも それは安全だ いやそれは危険だ というように 安全というのは 人それぞれ意識が違う


ICRP(国際放射線防護委員会)では 以下の見解がある


現代の人々が普通に経験する危険 及び 自然から受ける放射線被ばくによる危険 に比べて低ければ 安全である

前者は これまでの事故の記録などから定量的に把握できる  飛行機に乗る安全性など

後者は 実は 良く分からないのが現状



放射線を大量に浴びるのは危険 というのは 分かるが どのくらいなら危険がなくなるのか 見極めるのが 難しい

癌や白血病になる人が 放射線のせいか ストレスのせいか 判定は困難 多くは 政治的思惑が伴う


日本の基準値は ICRP と同じ考え方で決められていると思うが ・・ 私が考えるに

それから利便や利益が 得られるならば 危険(リスク)を 許容するレベルは 上がる

プロジェクトの推進のため 又は 反対派説得のためには 危険(リスク)を 許容するレベルは 下がる




時間がないので ここまでで 大事なこと だけを まとめようね (また池上さん)


日本の 原子力に関する環境放出の 規制値は 限りなく 保守的に 決められている

放射線の低いレベルでの危険度がよく分からないので 放射線は出来るだけ少なく受けるべきという考え方

放射線はとにかく恐いと思う人が多いので ICRPでも 日本が率先して規制値を低くするようリードしている

原発を 特別に心配している人のためにも ほとんど通常と変わらないという 監視のやり方




規制値を越えたら 政治家は 隠さず すみやかに公表しなくてはならない (これは当然)

しかし  庶民は


「規制値を越えても 健康に危険は及ぼさない」と受け取って この非常時 よけいな行動は控える

乳児に 200Bq入りの 水道水を 飲ませても 一向に 構わない!

そばのお母さんは 3000Bq 以上の 放射能をもっている

チェルノブイリで 子供が 甲状腺がんになった例は 放射能レベルが まるで違う
 



放射線は 目に見えないけれど

このくらいなら 身体に影響がでることはない ! は 理解してもらえたと思う


でも それでも恐い! という人は居る つまり 安全とは思うけれど 安心はしていない

何万人も死者が出た津波の被害に比べて  今 原発は 一人の死者も病人も 出していない

出しているのは 大きな不安

安全だから 安心しよう ! というのが 私の目論見だが

これが なかなか難しい ・・


私が 振られた時にも 似てる   ・・

一流大卒で 一流会社に勤務  性格は優しくて Looksは まあまあ・   でもねー・ 生理的にダメ !



わかるけど ・


今は 私のブログを読んで 少しでも 生理的に 落ち着いて下さ~い




まだまだ 続きます 質問がある方は Mail 下さい










不安な人が危ない

放射能や放射線は 今の程度では絶対安全! とこのブログで 口すっぱく言ってるのにも かかわらず

まだパニクっている 政府関係者が多い !  (彼らはこのブログ見てないか・)


放射線や放射能の測定データを 隠さず発表するのは いい

しかし すぐ出荷制限をするのはダメ!  不安を煽り混乱する

水が汚染しているので 東京ではペットボトルを配る なんてのも必要ない  千葉や茨城の人は いいの?

そんな労力より 津波被害者の救援を 優先すべき

一年間 ( 百歩譲っても一ヶ月間 ) 放射線の様子を見て 決めればよい



チェルノブイリ原発事故では 上層部が 適切な指示をしなかったため 一般人数百人が放射線障害に罹患した

だが 適切な指示とは 念には念を入れる ということではない

過剰反応や風評による 被害が発生しないよう 努力しなければ ならない  

非常時には 対応に 優先順位が 必要

野党議員は 正義の味方的パフォーマンス を やらないよう望む



チェルノブイリ事故後 ヨーロッパでは 奇形児が生まれる噂が広がり 20万人~30万人の人が 妊娠中絶した

今 中国の大連では どこも 塩が売り切れ 海が汚染されて 塩が採れなくなるという噂が広がっている

台湾に居た時 台湾の人は 皆 日本から避難せよ! とのTV番組 実際 台湾行きは満員 日本行きは間引き運行



風評にも 笑って済まされるものと たちの悪いものがある


1972年 石油危機で トイレットペーパーや洗剤を 買う人が殺到し 店から商品が 姿を消した

これは 周りの人がやるからやる という 主体性のない人たちの連鎖的行動で 今となっては 反省の見本


何かあると 「 私は何でも知っている 」 と 確率の低い 最悪事態を ふれまわるヤカラが 出現する

周りの人は まあ とにかく 念のため 準備しておくか ・

風評の 始まりは だいたいこんなところから

本人は 上に立った気分で 満足だろうが


原子力の分野では 大金が動くことが多いので 政治に 翻弄される

原発のある地域の首長に取って代わるために 原発は危険だから 反対と 選挙で叫ぶ

首長は 我々は危険を引き受けているので 国から 当然 代償があるべきだ

結果 原発の危険性が 大々的に宣伝され 風評の土台が作られる


日本は原爆の被害を受けているので 原子力は恐いと宣伝するのは 容易い

被爆者(ヒバクシャ)は 世界語だし・ 放射線も 被ばくするものだし

( 放射線は 被曝 (さらされる)  爆弾でなく アジの開きを干すのと 同じ意味 )



人々の不安をあおり 政府を 困窮させる 

テロリストは この手段を 常套とする



実際の 事故の被害より 風評に伴う被害のほうが大きい  といことを 必死で言っている



分かった! でも 私はアンタみたいに いい加減でないから 念のため ペットボトル すぐ 買いに行く



そーいう行動がダメ! と言ってるのに ・ 

買うなら 災害状況が 落ち着いてからにして!


それと あわてて 階段から 落ちないようにね ・・


・ ・ ・





まだ 続く






  



よみがえる想い出

原子炉事故で ついに犠牲者 !

こういう表現は やめてもらいたい  ますます 不安をあおるだけ !


原子炉の復旧作業を していた作業員が やや 被ばくを 多く受けた 可能性があり

念のため 病院で 診察することになった  というのが 正しい


「 火事を消していた 消防士が 消火作業の際 肘を すりむいた 」   これが 記事になるか!  ッタク!



報道によれば

防護服と靴の隙間から 床に溜まっていた水が浸入し 足の表面に触れて

局部的に 2000 mSv 程度の ベータ線被ばくを受けた


安全な理由


作業員の許容被ばく限度 (1年間に50mSv 今回 特例として250mSv) だが 全身の予想被ばくは 下回っている

一回の被ばくで 200mSv 以下であれば これまで 晩発も含め 異状の症状が 確認されたことはない

許容被ばく限度は 全身について 適応されるもので 手足の場合は 障害が起きにくいため 許容限度も大きい

ガンマ線による被ばく に比べ ベータ線は アルミ1mm で遮蔽できるため 障害も 皮膚など表面に限られる

肌に 直接 被ばくを受けても 皮膚が 赤く腫れる程度

障害の感受性が高いのは 目とか爪(の根元)であるが 今回の被ばくでは 影響がない



作業時は 防護服の下の腰部に 検出器を装着するため 手足の被ばくについては アラームが 鳴らない

おそらく 1時間の 作業時間制限があり 入域手続き 5分 作業 40分 出域検査 15分 でやっていた

出域検査で 汚染が発見された だけであるので 粛々と 除染と 健康確認を行い 別の作業員と 交替すればよい






15年前 私も 放射線防護服に 身を固め 事故現場の 被害状況を 調査した経験が ある


入域の時は 衣服をすべて脱ぎ 専用下着に アラームメータを装着し

防護服 5枚 手袋 5枚 靴 靴カバー 5枚 それに ガスマスク を 周りに手伝ってもらって着る

隙間から 埃が入らぬ様 ガムテープで きっちり封印され 最後に 背中に マジックで大きく名前を書いてもらう


汚染の拡大を 防ぐため 汚染レベルの高いところから 出口方面に 移動するたびに

一枚一枚 防護服や 靴カバー 手袋 を脱いで(もちろん手伝ってもらって) 念入りにサーベイし 出域する



被ばくを少なくするために 全体の作業時間は 制限されている

入出域に時間がかかるため 実際の作業時間は 少ない


当然 てきぱきと動きたいが これが ホントに むずかしい

一歩動くにも 十二単の衣装を 引っ張っていくような・


眼鏡が曇っても 拭けない 周りの人と話すのも困難

ガスマスクも フィルターが 厚いので 息を 通しにくい


ガスマスクの中で 酸素が少なくなって フラフラしてきた

倒れるより いいや! と 禁断の行動

マスクの 隙間から 外の 新鮮な (汚れた) 空気を 吸う



あとで 放射線障害に なるかな ? ま いーや 有名人になるくらいだ

もし死んだら?  そうだ! 記念撮影でも しておこう ・


というわけで  こんな 不謹慎な写真が 出来ました



被ばく01









地球汚染

今回の原子力事故で 海が汚染されるのでは ?  と 心配されている方がいる


事故で遠くに 飛散する 放射性物質は 粒子状 ガス状が多いので 海の水に溶け込む量は 少ない

一部は 海底に堆積するが 大部分は 海水で希釈されて 自然界の放射能レベル以下となってしまう

学者が考える最悪のシナリオは 海草や魚の中で放射能が濃縮され それを大量に食べて体内に吸収された場合・

どー悪いほうに考えて計算しても 有意な数字は出てこないので 安心して下さい



地球が生まれた時 周りは放射線で溢れていた

物質は 放射線を出して崩壊し 半減期の長いものは 今でも放射線を出し続けている

これが 神代の昔から存在する自然放射線



このほか 核実験や 原子炉の運転 によって排出された 放射能による 人工の放射線も 環境から受ける放射線に 加わっている


今回の事故で汚染拡大を心配する人は これまでの人工の放射線による汚染が どうだったかを 少し 考えよう・・


環境中の放射能濃度の上昇(=汚染の拡大) に 最も 寄与したのは 核実験 によるもの

アメリカは 1944年以来 ネバダで928回 ビキニ環礁で67回 アラスカで2回 もちろん 広島 長崎でも一回ずつ

旧ソ連 イギリス フランス 中国 インド パキスタン も   最近では 北朝鮮も ?



以下の図は

1952年11月 マーシャル群島での 10メガトン核爆発による 降下物 の 放射能分布


Scan10010c.jpg

数値は 爆発後 2~35日間の100平方マイル当たりの mCi  ( 1 mCi = 3.7×107 Bq ) ( 1 マイル= 1.6km )

沖縄は 150 となっているので 計算すると 1マイル平方あたり 150×3.7×107×1/100 = 5.55×107 Bq


100m平方あたり   2.17×107 Bq の放射能が ばら撒かれたことになる

ちなみに マニラでは 2.46×108 Bq  グァム島では 1.45×109 Bq となる




たった一回の 核実験で 地球全体に これだけ 放射性物質が 振りまかれる

上の地図の 赤くないところも 核実験場は たくさんある

ノバヤゼムリア セミパラチンスク 新疆 アムチトカ島 ムルロア環礁 ・・


2年後の1954年 ビキニの水爆実験では 近海に居た第五福竜丸が降下放射性物質により汚染され 乗組員一人が 半年後死亡した

1000回以上にもわたる 核実験による 地球汚染は 想像できると思う 100Bqとか いう数字ではない !



しかし 放射性物質は 物によっては 短期間で減少する また 土中に沁み込んだり 空中水中で拡散されて 濃度は どんどん 減少していく

人が住む場所で 史上最大の放射能汚染を受けた 広島 長崎は 永久に住めない場所 には なっていない

くれぐれも 放射能の数値を 冷静に 判断してほしい  それを踏まえて 脅し? を ・・


中国では 1969年~1996年まで 50回程度の核実験を行っている

人権軽視と情報統制が 旧ソ連よりもひどい中国では 核実験に伴う相当な被害や汚染が あったと予想されるが ・

当局により このブログを抹殺されないよう ほんの一部を ソフトな言い方で ・・


核実験場の 新疆ウィグル は シルクロードの遺跡 敦煌や楼蘭 に近い

そのころ NHKを招き シルクロードのTV番組に協力したのは この地帯が安全である という宣伝が 最大の目的

今 シルクロードを観光したいという人 この地域の 放射能濃度を 知ってから にしてほしい 私は絶対行かない!


20年ほど前 全国の原発周りの放射線監視装置(エリアモニタ)が いっせいに警報を発生したことがある

普段 測定器の故障で悩まされていた (多くは自然放射線の上昇による) 我々は  驚いたが

幸い? どこかの核実験による環境放射線の上昇 と判定され ホッ しかし なぜか マスコミは騒がなかった

この時 雨中の 放射能量を公開していたら 今みたいな過剰反応は なかったと思うが ・














安心宣言

このブログでずっと 原発事故で 健康被害を受けることはないので 安心しなさい ! と言っている


しかし マスコミをはじめ 世の中 一般では まだまだ 不安を煽る 不適切な表現が 飛び交っている


あらためて 情報は 正しく受け取って 自分で判断して 普通の日常の行動を続けるよう 望む




事故現場で高い放射線量が検出されても 直接 200mSv を全身に浴びなければ 絶対 大丈夫

距離が離れると 放射線は 直接届かないので 一般の人が 多く被ばくすることはない

身の回りは 放射線に充ちており 常に被ばくは している と思っておこう



ほうれん草が汚染されている のではなく ほうれん草の表面に 汚染物質が くっついている だけである

根菜はOKというが 表土がくっついていれば 当然 汚染は 検出される

野菜を悪者にするな 野菜でも 人体でも 物質の中には 放射能が 必ず含まれている



どこにも 放射能はあるということは 当然 水の中にもある

しかし ヨウ素131が 100Bq/kg という数字を 正しく受け取ろう


すぐに無くなってしまうヨウ素131を計るのは それが 原子炉の中から飛んで来て入ったことを確認するため

次の日 レベルが下がるのは当然

Pu239などは 内部被ばくの影響力が強いので 今後 様子を見ておく必要はある

おそらく未来永劫 有害な数字は 出てこない と思う 



放射能の安全基準は 「限りなく低く放射線を受けるに越したことはない」 という考えで 決められている

これまで 障害が出た事例は とんでもなく多い放射能を 最悪条件で 摂取したもの

乳幼児は 放射線に対する感度が高い これは 学術的な一般的見解 どの量でどうなる とは言ってない


ヨウ素は 甲状腺に溜まる しかし どれだけ溜まったら 癌になるのか ならないのか よく分かっては いない

タバコを 吸う人 そして 野菜を食べない人は 癌になる確率が 10倍高いのは データもあり はっきり言えるが


Scanbbbddaa.jpg




20km圏内に 避難指示を出したのは 基準を超える被ばくの可能性がある という理由

今 そこが危険 というわけではない  (移動することで 心身とも 命の危険は 増えるが・)

もしものことを考えて(後で責任追及されぬよう) 指示している



科学者は 理論的に可能性があり 実験で確認できれば 発表する

医者は 症例があれば 公表し 治療の参考にする

政治家は まず 法令に従わなければならない 


受け取る専門的説明 および 自分が納得する説明 の程度は 人それぞれで違う

まずは 自分で冷静に判断してもらいたいが  マスコミの役割も 大事

責任追及や ショッキングシーンを追うよりも 人々の不安を解消させることに 注力してほしい



「基準の1000倍の 放射能が検出されました」 でなく 馴染みの事象を例にとって ・ 例えば


インドのケララ地方では いつもこのくらいの自然放射線は ありますが・

国際線の乗務員は 月10回乗務すると 年間 24mSv (基準の10倍) を被ばくしていますが・

外務省は 被ばくを受ける地域への渡航は 注意喚起していませんね-  ベラルーシ 敦煌 テニヤン島 ・・

これまで 食べたマグロのなかに ビキニ環礁あたりを泳いでいたのが いっぱいいます

家庭用の火災報知器は 放射性物質を使っているものがあります アルファ線で危険ですから 食べないで下さい




全国の自治体では 常に環境中の放射線を監視している

インターネットでも 公開しているが

TVの天気予報に 毎日の放射線レベル を発表したら ?  (真面目な話です!)


今日の相馬地方は 空間線量率 80 nGy  降下物 Cs137 0.2 Bq/m2  牛乳 Cs137 1.0Bq/ℓ  野菜 ・・



常に放射線はある レベルはこのくらい  ということを知ってもらうために










危機管理体制

今となっては あの時 ○○ していたら ・・  という言葉は 私は 嫌いだが

今回の原子炉事故で 何とかして 燃料をすぐに 緊急冷却できていたら ・・

と 改めて 感じている


Scanaa10010.jpg



原子力発電所の事故時の最悪シナリオは 炉内の出力が制御できず 温度上昇により 燃料が溶け 放射能が外に拡散される

という想定 このため 数々の隔壁がなされ 非常用の炉心冷却装置(ECCS)など 安全確保の設備がある

今回の事象は 原子炉の出力は停止したものの 非常用電源が破壊されたため その後の冷却が出来なかったのが 最大の要因

いち早く 外部より電源を確保し 現在やってるような 水掛け作業をやっていたら 爆発などは 避けられたかもしれない



しかし 地震と大津波の後 すぐ それを予測し 対応するのは ほとんど困難


制御室の電気は切れているし 炉内の状況は全く分からない

なんとか地震計が感じて 出力は下がったような気配はするが

まず 日頃の訓練どおり 官庁や自治体に連絡するのが 一番にやること

しかし 暗い中で 計算機も止まっているので いつどこで何が起こったかも分からない

なかなか通じない電話にイライラしながら 報告事項は増えていく

次々に起きる 異常音や爆発とかに ただ 右往左往していただけ ・・ と 想像する



想定外の事故 特に原子炉が破壊されるような状況では 東京電力の担当者では 到底対応できない

彼らは 手順どおり原子炉を運転し 排出基準どおり管理されていることを確認し 官庁に報告すること

安全を保つためにどんな構造になっているか どこにどんな設備があるか 知らない

非常用電源が止まったという想定外の時に 燃料棒を一刻も早く冷却しなければならない! と思いつくのは 無理



こういう時は 政府がすぐ乗り出して  事故対策体制を構築すべき

まず 内閣官房が 原子炉事故対策本部を 組織する

メンバーは 災害対策大臣 経済産業省 防衛省 文部省 国家公安委員会 国土交通省 自治省 厚生労働省 の幹部

本部は 現地対応部隊と連絡を密にし 自衛隊活動 警察消防活動 分析学術検討 通信・運搬 住民指示ほかを指揮する


現地の対策のリーダー及び対応員は メーカーのプロジェクトリーダー的人間を 応援に登用する

(福島1.2号機は GE(ゼネラルエレクトリック) 3号機は 東芝 4号機は 日立 が 建設時 幹事会社)

東海村あたりに 応援の 学術的検討部隊 を 配置する この辺 原子力の専門家は山ほど居る

自衛隊には 核兵器対応特殊部隊があるので 非常時の対応は 主導的になって・米軍にも

全国の原発には 放射線防護機器 移動型測定器を備えているので 避難指示など これを活用する


一番大事なのは 非常時であるので すぐに動き 即時の判断 指示を出すこと

メンバーはダブルキャストにして 24時間体制とする 不眠不休で動いてはならない

少しでも効果のあると思われる対策は 即 実行する リスクを恐れていては何も出来ない

基準を超える場所では 作業できない! 書類がないと 動けない! などは この際 無視

自分の保身は考えぬこと 結果がダメでも あとで 総理大臣が まとめて責任を取るから・・



政治とは 国民の命と財産を守るものです ! と 以前から KANさんは 声を大にして 言ってる

地震や津波で 多くの人が亡くなった その意味で もう責任を取らなくてはならないが

それは後回しでいいから

原発ばかりでなく 現在 避難している人の対策 および 現地の復旧も 緊急の課題


自衛隊だって 退役者を再召集している状況

政府も 災害復旧が 落ち着くまで 総動員体制にしてほしい


民主党の 大臣経験者は 以前の部署で 大臣補佐として政府の一員になる

党員資格停止の O議員は 恩赦の上 東北地方の復旧担当大臣になってもらう

野党の大物議員も この際 政府に 力を貸す部隊になってほしい



え? 認証式を やらないとダメ? 

必要なら 今すぐ やれば いいでしょ !!









放射能の測定

・・ 本日の余震で 小名浜では 15cm の津波が 観測されました ・・


15cm の津波を どーやって 測ったのかな ?

だいたい こういうのを 発表する意味があるのかね~ !


こう 思っている 私 であるが

今 発表されている 野菜の放射能 の 測定結果も これに 似ている

環境放射線が 充ちている中で 低レベルの放射線を 測るのは 技術的に 難しい

それ以上に どういう意味をもって 測定するか 論理を組み立てるのが さらに難しい



◆ まず目的  ほうれん草の放射能を測る目的は?


通常 測っているレベルに比べて 変動があったかどうか  基準値を守れたかどうか

事故の原子炉から 放射能の汚染があったかどうか  汚染分布がどうなってるか

どういう汚染形態であったのか  野菜の出荷管理のため?   国民の不安を除くため?

一体 なぜ ほうれん草 なのか ・・ ?


◆ 測る ほうれん草の試料 を 集める段階で まず 考えなければならない


どこの試料を 何個 採取するか  採取した時の 気象条件 を加味するか

ビニールハウスの有無を 考慮するか  何時に試料を採取するか

ある期間 連続して 採取すべきか  土など洗った試料とすべきか



ここまでの やり方を 論理的に (理屈を付けて) 決定しないと 出てくるデータの値は 全然 異なってくる

逆に言えば 思惑的要求が 働けば それなりの 多いデータや 少ないデータを 出すことができる



◆ 放射能を計る段階でも 悩ましい 課題が 山ほど


どの程度精度よく 何の核種を 測らねばいけないかにより 使う分析装置は 異なる 


  周りの環境放射線を遮る 遮蔽装置   鉛室 銅 アクリル内張り

  測定器構造物からの 外乱放射線を 少なくする工夫  低バックグランド材

  分析精度のいい検出器   井戸型シンチレータ 液体窒素冷却ゲルマニゥム検出器

  長時間の測定でも 安定な 計測回路 分析ソフト   温度補償タイプ 核種分析ソフト



測る試料を検出器に掛ける際 加工や濃縮しなければいけないが 付着した異物(汚染物?)はどうする?

測定中にも 核種によっては 刻々と 放射能の量は変わるが・


Scanデータ0


とにかく 微少放射能を分析するには 放射線計測のスペシャリストと 最先端の検出器 電子装置を 必要とする

そんじょそこらの国では 何をやっているかわからない ひょっとして GMサーベイメータで 検査している?

どっかの国から 放射能が基準違反です と 農作物が返却されたのは メタミドホス餃子の面当て としか思えない



会社時代は 放射能の 核種分析装置 にも係わっていたので 測定技術の実際は いくらでも書くことは出来る

最近は 良い半導体検出器も出来たし 測定回路 分析ソフトも 進化した ハンディタイプも増えたし ・・


想い出に耽りながら 読者に 聞きなれない技術用語を 並べていても  拒否反応を 招くだけなので ・・

ここで 言いたいことだけ を 簡潔に 述べる



放射能の分析は 分析に至る過程や 分析のやり方で 結果の値は まるで 異なる

結果の値は 数々の 限定された条件 の下 での 瞬間的な値 と 受け取るべきである




「 基準を超える 放射能が 検出されましたよ~ 」


環境放射能も 増減するので いずれ基準を 変えればよい

基準のコンセプトも はっきり 決めてから ね

今は 様子見 だな ・・
















損害賠償

今回の 原子炉事故で 避難された方 野菜の出荷を自粛された方から すでに 損害賠償の要求が出ている

国の指示で 避難し 自治体の要望で 出荷停止したのだから 当然 補償は されなければならない

しかし 他の地域で津波被害に遭われた方のことを考えると 少しは 声を小さくしてほしい とも思っている


特に 風評被害などは 国に訴えるより 自分たちでも 被害から守る 行動を 起こしてほしい 

冷静に受け取ってほしいという広報もいいが 不適切な報道をしたマスコミを 訴えて もいい

少なくとも ○県の△村のほうれん草 と言うことはない!  原発から○km 離れた作物 と言うべき

訴え先は ?  新聞協会 とか 出版組合  ♪A~ C~ も なんか してくれ

裁判所では 報道の自由と 被害を及ぼす表現 の境 を はっきり 判断してほしい



わが国のエネルギー状況を考えるに 原子力発電は必須 という基本方針で これまで 官民挙げて 研究開発 原発建設を進めてきた

建設に協力してくれる自治体には 国から手厚い交付金が供給され 地元住民には 腫れ物に触るような 丁寧な対応がなされている (第三者から見て そう感じる)

その結果 地元は 自主性が弱いというか なんでも原発に頼めばやってくれる 皆が嫌がるものを引き受けているのだから当然 という尊大な雰囲気が強い (怒られるかもしれないが 一部の 声なき声は ある)



原子炉による被害対策は 原子力損害賠償法 という法律で 行われる  これは・

 原子炉を運用する主体者は 損害賠償のための 莫大な額の保険に 入らなければならない

 主体者に過失がなくても 損害が発生したら 賠償しなくてはならない 不可能な場合は 国が補償する

 民間保険の場合は 地震 津波 戦争などの場合は 補償を免責されるが 国家補償の部分は その限りでない




原子力災害の補償は 手厚い法律もあり 電源特会など 金の裏づけもある


私が 危惧しているのは

津波で 肉親や財産を失い 本当に 補償を必要としている人と 原発被害で 補償を受ける人と

大きな差が 生まれるのではないか ということ


出荷停止の野菜は 補償されるが 津波でダメになった野菜は 補償されるのだろうか



津波で家を流された人には 300万円の義援金が出る

激甚災害法により 無利子の融資や 起業資金も 受け取ることが出来る

いろいろ援助はあると思うが 地震保険も入ってない人は 完全に元に戻るだけの補償は なされないと思う



私は 原発被害の補償を 減らせ と言ってるのではない

法律を改正してでも また 新たな法律を作ってでも

今回 地震被害を受けた 皆さん 全部に

国が 平等で 十分な補償を してほしい !


 と 言っている




津波に伴う 原子炉事故を防げなかった 電力の責任は 当然 あるが

防潮堤で 津波の被害を食い止められず 何万人の国民の命が奪われた ・


この国の責任は 限りなく大きい



















義援金

駅前で 東北 関東大地震のための 義援金 を 呼びかけている

サッカーなど チャリティマッチも 行われている

松坂などは 百万ドルも 個人で 義援金を 送っている


みなさんの 災害地を 思いやる気持には 頭が下がる 普通に生活している私も 心苦しい

しかし 今回の被害は 途方もなく大きい  100円募金して 済まされるものではない

道路などの復旧だけでも 10兆円 損害賠償や 今後の対策費用を考えると 国家予算(一般会計) に 匹敵する


義援金は 日赤や 自治体など を通じて 直接 被災者に 渡すことが出来る

しかし 今回 被災者は 100万人にものぼる 義援金が 1兆円 集っても 一人当たり 10万円にしか ならない

もちろん 大きな 心の支えと なるだろうが 今後の 立ち直りのためには 国家的制度で 補償する 必要がある



災害に対する 国からの給付は 支援という名目で 無利子貸付け や 税金免除など 直接 被災者に 現金を渡すものではない

阪神大地震の 教訓から 全壊家屋には 300万円 起業再生資金など 直接給付が できるようになったが 損害額に対して いかにも 少ない

ここは 法律でも何でも作って 保険会社の 免責無しレベル の 被災者補償を 国が やるべきである

例えば・

戦争で働き手を失った人に 遺族年金があるように ぽつんと残されたお年寄りには この先 災害遺族年金を 差し上げる など


何度も言うが  国民の生命と財産を守れなかったのは 国の責任 と考えよ !



被災者への補償も含め 災害復旧には 膨大な 金が かかることは 誰でも 分かっている

阪神大震災では 2~3兆円の 補正予算で 乗り切ったが 今回は その比ではない


マニフェストで謳っていても 政策の延期とか 臨時の収入源を 考えなくてはいけない

法人税減税 や 高速道路の平日定料金化 の見送り など 一部 予算確保の 動きは あるが

もっと思い切った 施策を行わないと とても賄えない と思われる



それで 私の提案


消費税を 2年間の限定で 30% とする ・・・   災害復旧目的税 とする

国難救済目的の 国債を発行する ・・・  当初でも40兆円くらい発行する予定 この際 50兆円に増やす

子供手当て は 2年間 支給を延期する ・・・   バラマキ政策 もともと 昔はなかった

政府支援の財団法人を いくつか解体し 基金を召し上げる ・・・  事業仕分けで 当然やっておくべき

電気料金を 当分 2倍とする ・・・ 節電効果にもなる 電源特会は分解し 一般会計に繰り入れる




もちろん 痛みが 伴う ・

でも 被災地が 復興してくれたら ・

このくらい ・

みんな 納得してくれる ・


と 思う ・・・












 

健康に影響がある ?

地震の時は 台湾に居たが その後 日本行きの飛行機が出るかな? とやきもきしながらも ・

台北郊外の 新北投温泉に 行ってみた


ここは 旧日本軍も 傷病兵の療養所として 温泉を 利用していた

療養効果の高い理由は 北投石という 放射能を多く含む石があるから と言われている

北投石は 大昔のウラン鉱が 火山の熱により 硫酸バリウムの結晶体となったもの

そこから壊変した放射線を発する

ここ新北投温泉と 日本の玉川温泉にしかない という


放射能を含む温泉は 一般に ラジウム温泉とかラドン温泉と呼ばれている

ラジウムからは アルファ線も出るので 本来なら 放射線被ばくによる 癌発生を 考えなければいけないが

玉川温泉 などは  癌が治る温泉 として有名  ただ 現地では 腫瘍は 禁忌疾患と表示されている


福島から避難してきた人に 風呂に入ってもらうため 秋田県の温泉の湯(玉川温泉近く)を運んできた というNews

基準を超える可能性がある放射線 を 恐れて逃げてきた人に 十分 基準を超える放射線 を与えていないか 心配



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玉川温泉


日本には 玉川温泉のほか ラジウム温泉やラドン温泉と呼ばれる放射線温泉は 多い

有名なのが 三朝(みささ)温泉 と 有馬温泉

特に 三朝温泉の源泉では 10000 Bq/ℓ の 高濃度の放射能 が 観測されている


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三朝温泉


生物にとって害になる物質でも 少量なら 適度の刺激を与え 結果として有益な作用をすることがある

これを ホルミシス効果 と呼んでいる


放射線においては 弱い放射線を当てると

 ・ 免疫力が高まり 発癌が抑制される

 ・ 細胞の老化を抑える

 ・ 強い放射線に対して抵抗力が高まる

臨床学的に確認したデータもあるが 一般的には 専門家の間では 合意が見られてない


しかし 庶民の間では 経験的に 効能があることが 認識されており

玉川温泉や オーストリアのバドガシュタインなど 療養の効果について 研究成果も発表されている



ホルミシス効果が 学会で 承認されないのは

すべての人に 必ず起きるわけでない 逆効果の人も居る など

例外が多い理由によるものと思われる


この辺 漢方薬の効能 に似ている

経験的に効能がある と 伝えられても 現代の科学では 説明がつかないのも多い



うんちく だが

玉川温泉からの 強酸性の水が 川に流れ込み  以前は 秋田平野で 米作が できなかった

このため 田沢湖に流し込んで 薄め 中和しようとしたが 失敗し 湖の クニマス が 絶滅してしまった

温泉も "功" の裏には "罪" が存在する  現在は ダムを造り 化学的に中和しているという

田沢湖には まだ 魚は 住めないが  つい最近 クニマスが 西湖で 見つかって 良かったね



今回は よもやま話  でも

我々の身近にも 高いレベルの放射能は いっぱい ある

恐い放射線も 時には 身体に良い時が あるかも


ということを 言いたかった・




以下 新北投温泉 風景

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歌舞音曲は?

こんな時だから 花見も控えよう 美術展やコンサートも中止 !

そんなに 日本中が 元気がなくなって いーんでしょうか ・・

たしかに バカ騒ぎするのは 不謹慎だが 喪に服すほど 萎縮する必要はないと思う



被災地の人々が 今 何を必要としているのか 考えてみた

もちろん 生活するための 衣食住 ライフライン 薬などが 第一

しかし やや時間が経つと ハートケアが 一番大事なこと では なかろうか



お年寄りの特に女性の方は 声かけ と 世間話 が必要 ・ 井戸端会議場を設けたい

子供たちには 友達との会話と ゲーム ・  皆に 携帯を渡したい

男ドもには 酒 タバコ 女 だな ・ 食前の缶ビール か 食後の一服 寝る時は 肌の温もりの場 も 与えたい



もちろん 避難所で こんなものが欲しい なんて言う人は いない

しかし 一ヶ月以上 我慢の暮らしをしていると 必ず 精神的に おかしくなる

私なんか ビールがないと 三日もたない  あと最近は パソコン中毒症



一刻も早く いつもの生活に戻ることがハートケアには大切だが 今回は なかなか困難

それに 肉親を失った人などは 簡単に 心の痛手は 回復しない

これから 周りの人 いや全国の人が じっくりと腰をすえて ハートケアの応援を する必要がある



歌舞音曲(かぶおんぎょく) だって 必ずしも 不謹慎なものではない

美術品は 心を落ち着かせてくれるし 音楽は くじけた心を励ましてくれる

日本中がみんな元気になれば それにつられて元気になる人も多い



みんなで お花見しよう ・・!  パンダを見に行こう ・・!

 

では 私も ・

美術に親しみ 音楽を堪能し 飲んで騒いで 楽しく過ごします ・・



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医療での被ばく

身近な 放射線の利用として まず思いつくのが 医療の分野

Ⅹ線検査装置は 昔から 胸部 胃の透視 骨の異常検査に 使われてきた

一回の 被ばく量は 0.3 mSv くらいだが X線透視下での手術など では 局部的に 1000mSv 以上の 被ばくも・


CT検査装置は 断面映像が 容易に得られることから 最近 頻繁に 使われている

一回の 被ばく量は 数十mSv~100mSv  機器も 進歩しているので 被ばく量は 少なくなる傾向にある

ここで CTうんちく

CT検査装置の開発は 当初イギリスの EMI社で 行われていた
その頃 EMI社のレコード部門が ビートルズの活躍で大儲けし その資金が CT開発に貢献したという
" CTは ビートルズの申し子 "  


外部から放射線を当てるのでなく

体内で 特異な動きをする 放射性物質を 注入し 外から 検出器で測定し 体内の映像を 得る方法も よく使われる

注入する放射性物質は 数十分程度の 短半減期の核種

この時の 体内被ばく量は 身体に 影響が出ない程度 ・・

単純に ガンマカメラで測定するもの(SPECT)から ポジトロン断層法(PET) で特定のガンマ線を測定するものまで



検査でなく治療を 目的とする 放射線の利用に がん治療 が ある

ガンマ線や 重粒子を 患部に照射するが いかに 周りを傷つけないか 装置の工夫が されている

被ばく量は がん細胞を殺すほどだから モー とんでもなく多い  脱毛など 当然 身体に影響がある



最近の 核医学機器は デジタル電子回路の進歩 に伴い 技術開発のスピード が速い

この辺 パソコン黎明期に育った 私は 進歩に ついていけない

ここでは 被ばく量の概略比較  真面目に 核医学機器を知りたい人は 専門サイトを 検索してね



核医学機器の 被ばく量は 徐々に少なくなっていく傾向はあるが 今でも 身体に異状を与えない 程度

そもそも 身体の異状と 放射線による異状を 秤にかけている

効果に比べて 副作用のリスクを どう見るか




「極力低く 放射線は 浴びるに こしたことはない」 という コンセプトの 放射線の 環境基準は ・・


なんか おかしい ・ と思っている ・・



 CT検査装置                               PET検査装置
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Scan医療10010a










非常時には

現在 出ている 原子炉から20km以内の 避難指示は いつ解除になるだろうか


それは私にも分からない  ただ・

 ・ 原子炉内の燃料 およびプール内の使用済み燃料が 循環水で 定常的に冷やされるようになる

 ・ 放射能の排出汚染が 閉じ込められる

が 満足できたら 一応 収束宣言が出て 避難解除になるものと思われる



この二つは 現在においても待ったなしであるが

この状況で ポンプ 配管など 設備を復旧させ 閉じ込め設備を 建設しなければならぬ 


それを阻害しているのが 地震 津波 および その後の爆発による 機器の破損と もれ出た放射能汚染水

被ばくの危険がある という事で 復旧作業が 滞れば ますます 放射能の排出汚染が 増えていく



現状の打開策として 私の 緊急提案


◆ 放射能汚染水は すべて 海に捨てよ !


放射能の 施設からの排出基準は 濃度規制である すなわち 薄めればいくらでも 排出できる

海に捨てれば すぐに基準以下になる

ただし 原発から 3km以内の海を 管理区域に 設定し 敷地(敷海?)とする


付近の魚や海草が 汚染される?    汚染された魚や海草ばかりを 毎日毎日食べる可能性は ない

フランスに頼めば うまく処理してくれる?   ムルロア環礁を あれだけ汚した国が やるはずは ない!



◆ 現地作業員は 決死の覚悟で 作業せよ !


現在は 決死でなく 被ばくの基準を超える恐れがあったら 作業をしていない 

この非常時は 絶対安全の基準値でなく 身体に影響が出る可能性がある近くのレベルを基準値とすべき


基準値に加え 放射線の遮蔽機能を 強化した防護服にすれば かなり 高い放射線下でも 作業できる

それでも 短時間で基準を超えるので 次々に交替作業とする  4プラントもあるので 作業員5000人は必要



そんな無責任なことを言って! アンタが行け といったら どうする ?

もちろん 頼まれば 喜んで協力しますよ  私は 放射線は 全然 恐くないし ・ 

でも 作業指示する人は 責任取らされるので 恐いかも



これらの 対策をやるのに 最大のネックは 法律の壁  やれ! といった人は 法律を破ったことになる

これを救えるのは 法務大臣 また上に立つ総理大臣 この際 超法規的措置を 認めよ !



消防士が ハシゴで救助する時「 高所作業ですからヘルメットをかぶって下さい 」なんて言わない !

自衛隊員が 侵略者に対処する時 「 相手の銃で 死ぬかもしれませんので 突撃できません 」 とは 言わない !



もし 私が 放射線を 大量に 被ばくしたら ?  ・・  負傷者一人 と書いておいて下さい


もし 死んだら ?  ・・・   津波ノ 甚大ナル 死者ニ 比ブレバ 損耗ハ 微小ナリ !