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G3は今日も元気

典型的な団塊オジさんの自己満足的日記・・早期退職して悠々自適なのだ・・内容は・音楽雑論、マンドリン、二胡、百名山行、花と菜園、旅あるき、原子力と放射線、別荘暮らし、熊本で介護、猫の石松など・<府中市在住> リンクフリー

ホンダ 遍歴

1971年 大学を なんとか 卒業した私は 希望に燃えて 東京 (正確には 横浜) に 出てきた

その頃 日本は 列島改造の 高度成長期  豊かさの シンボルは 3C ( car cooler colorTV )

初めて 自分で お金を稼ぎ 自分のために お金を 使える   さて ・

カラーTVは やっと個人用TVが 出始めた頃  12インチで 給料4ヶ月分 くらい していたが  

仕事先が 電気会社 だったため 給料天引き 2年月賦 で すぐ (=半強制的に) 購入

クーラー ( エアコンではない! ) は もともと 私は 人工の 冷たい風が 大嫌い  扇風機で 十分

あこがれの マイカー取得 のため 会社の 出社前に 予約し 退社したら すぐ 自動車教習所 に通う 毎日

そして 免許を手にしたら もう 一刻も 早く 車を 手に入れたい ・



最初に手に入れた車が このホンダZ  もちろん 360 cc 軽の 中古  ( 絵は 私の車と同じ型式のもの )

価格は 忘れたくらい 安かった  私には 運転できれば どんな車でも 良かった

とにかく 好きな所に 自由に行ける 喜び 

嬉しくて 休日には 意味もなく ひとりで 箱根へ 伊豆へ ・
 


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思いがけなく 手に入れた ホンダZ だが  走っているうちに だんだん 愛着が わいてきた

軽なのに まるで スポーツカーの スタイリング  空気抵抗も 少なく 360cc とは 思えず 小気味よく 走る

アクセントの ハッチバックは 水中メガネと 揶揄されたが これが イヤミに 感じない  荷物の 出し入れにも 便利



ホンダの車は 創業者の 意思を 継いでいるのか いかにも 理科系の 心を くすぐる 

それは 車の 各所に 感じる 高い 技術レベル と 合理性

もちろん 逆の見方は  初心者に優しくない とか 品位と 豪華さに 欠ける とか 言えるが

私としては 質実剛健 が 大好き  

バカ高い 車を ステータスで 乗ってる人は 見栄張りの ノー無し としか 思えない



初めて 出会った 車が 大満足 だったので その後 新車を 買う時は ことごとく ホンダ


新車購入 第 1 代目  アコード ハッチバック  1976年~1989年 


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新車購入 第 2 代目  アコード エアロデッキ  1989年~2002年

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新車購入 第 3 代目  ホンダ CRV  2002年~ 現在 ( まだ乗ってる )

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ワクワク ドキドキ

昨日の ホンダ車の話 の 続き



小さい頃 「 大きくなったら なんになりたいの ? 」 という 周りの 質問に

パイロットに なりたい 汽車の運転士に なりたい と言っていた 記憶が ある  

とにかく 乗り物大好き だった 

大学の専攻は 工学部 機械科 それも エンジンなど 内燃機関 専門の 動力機械学科 

後になって 原子力 に 転向したが  その頃の 夢は

航空会社に就職し 機関士 として 旅客機の 乗務員 となり 世界中を 飛び回る 

そして あわよくば 可愛いい スッチャデスさん と 社内結婚する  ・・ 

なんか 笑われそうだが ・ ・  この話 別に なくても 良かった



ホンダZ を 乗り回していたころ シビック という車が 発売された 

初期の 3ドアタイプ の 飛び出しそうな スタイルに まず 魅かれた

会社の 先輩の シビックに 乗せてもらったが 前に座って その 視界の 広さに びっくり まさに パノラマビュー

ホンダの 走りの良さ は 充分 納得していたので この次 買う車は 絶対 これだ! と カタログ集め へ



人気抜群で 販売店でも なかなか カタログを くれなかったが 4ドアなら ありますよ ということで ・

このカタログ こないだ 押し入れを 整理していたら 出てきた 

見ているうちに いろいろ 思い出して ワクワク ドキドキ



その頃 日本からの 輸入車 急増に 危機感を 抱いた アメリカは なりふり構わぬ 防御手段を 講じてきた

その代表が マスキー法に 代表される 排ガス規制 

T社は 困って 排気口に 触媒を 通す 方法で 対処したが 

ホンダは 副燃焼室を 設けた 希薄燃焼方式(CVCC)を 考案し 見事に 規制を くり抜けた 

その後 事故対応 として バンパー 強化しろ とか エアバックを 標準装備しろ など  アメリカは 

小排気量の 車に やりにくいことを 次々に 法制化したが いずれも 日本車の 技術向上に 寄与しただけ であった

そのころ 圧倒的な 技術力で アメリカを 打ち負かしたのは  実に 爽快



カタログを 見ると CVCCの 原理 構造 が まるで 教科書 みたいに 書いてある

カッコいい 車体 豪華な 内装 それと キャッチコピーで 夢と 希望を 与える  そんな 雰囲気 は ない 

これで 皆の 購買欲を そそる だろうか と 今見れば 心配になる ほどだが ・

もちろん 私みたいな マニアック人間には 大うけ  だから 今まで 大事に 取っておいたのだ



最近の車 しか 知らない人には 驚くことが いっぱい

① サイドミラーは もちろん フェンダーの 上 今みたいな ドアミラーは その頃 なかった 

  確かに 視界は狭かったが 視野の移動などは フェンダーミラーの方が 楽だったような

② トランスミッションは その頃 出始めた オートマチック も シリーズ化 されてたが

  売れるのは ほとんど ギヤミッションタイプ で 誰も オートマチック を 選ばなかった ような 気がする

③ エンジンは 電子化されて いないので チョークボタンが ある 

  昔は みんな 寒冷地 起動には 苦労していた

④ 大衆車 ターゲットなので 装備は 貧弱

  空調は エンジン熱による ヒーター暖房のみ  オプションで なんとか クーラーが 付けられる

  もちろん パワステは ない ラジオも 付かないない ランクが ある




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ビートルに 驚く

1970年代 新車の 値段は 大衆車で 90万円くらい 

駐車場確保 税金 ガソリン代 も含めると 年収150万の サラリーマンには まだまだ 遠い世界

まずは 結婚資金を 貯めて 結婚する  そして 

家族が 増えて レジャーを 楽しめる 余裕が できたら 欲しい 車を 手に入れる 

と いうのが 普通の 人の 人生設計



そういうことで 私の 中古車の 時代は 5年くらい 続く  

ホンダZには 3年ほど 乗ったが その後 車の販売会社に 勤めていた 弟から " いい中古車が あるよー " 

と 持ってきたのが 黄色の フォルクスワーゲン ビートル  そう! あの ハデハデ カブト虫

私が 乗ったのは 写真と同型  フェンダーの上に ウィンカーランプ が ある 古いタイプ

ちなみに 比較的 新型は ドアミラーの 近くに ウィンカーランプ が ある



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外車 っていうのは 見栄張り男 が 乗るものだ と 思っていた 私だが  

いちおー ワーゲンカブトムシ は 大衆車だし 

これまで 世界の名車 として 名を馳せて いるので  ま 乗ってみるか ・


エンジンを 始動して まず驚く  ドッ ドッ ドッ ・という 低回転の デカい 音

空冷で シリンダー むき出し だから しょうがないが   

こんな 焼き玉エンジン みたいなので  はたして スムーズに 走るかなー

ハンドルが また 重たい !  回すには 腰を浮かして 体重を かけなければ 廻らない

その頃は 高速に 乗らない限り シートベルトは してないので ヨッコラショ と ・

座席も デカいので 立つと 頭が つかえる 

ホンダZより 大きい車なのに 車内が ずいぶん 狭く 感じる


しかし 動き始めて また 逆の意味で ビックリ

頼りない 低回転なのに この 力強い 加速  

動き出すと ハンドルも 適当に 軽くなる

そして リアエンジン の ためか 車内で ほとんど 騒音 振動 が ない

なんといっても 走行の 安定性が 抜群 

高速で 100km/h で とばしていても スッと 車線変更 が できる

この 爽快感



んー ホンダの 軽 と 比べるのも なんだが  

敗けたなー さすが ドイツ車


でも 車に乗って 初めて 気が付いた

これからも いろんな 車を 

経験して みたい ・













その名は 桜

ワーゲンビートルは いい車 だったが 調べてもらったら 事故履歴があり メインフレームに 歪みがある とのこと

と いうことで 早々に 派手好きの 友人に 二束三文で 売り 次に 手に入れた 中古車が コレ !

その名 は チェリークーペ    弟に 発注する時 初めて いろいろ 希望を 言った

 やはり 足回りが しっかりしていて 走りに 満足できる 車が いいね

 それと 一人旅で 車中泊したい ので 車内が 広く 後席が フルフラットになる といいね




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その頃 プリンス自動車 という会社が あった 

スカイライン の名車を 出した すばらしい会社 であったが 規模が小さく 日産自動車に 吸収されてしまった 

しかし 日産車の 中でも 旧プリンス系の 設計による 車は 走りの良い車として 根強い人気を 保っていた

チェリーは その プリンス系の 大衆車  スカイラインGT の血を引いてるだけに 走りは 満足できる



車中泊 できる 車と 言えば 思いつくのは キャンピングカー 

しかし 小さい車に 精一杯 所帯道具を 押し込んだ タイプは カッコ悪くて いただけない 

トイレや シンクは まず 使わない AC電源がないとダメ なんか言うヤツは キャンプする 資格はない

それに 車体が 重いので スキーや 登山に 使う時の アプローチが 無理

他に 適当な車種 と言えば ランクルや パジェロが あるが 高い ! デカい ! 普段の チョイ乗りに 使いにくい! 



この チェリークーペは その頃の 車にあるまじき ユニークな スタイル

後が 見えにくい との 酷評も あるが 私にとっては 願ってもない 形

後席は 高さは 低いが 座席を 倒すと 2m を 超す フルフラットスペース

家にある 布団を そのまま 敷いて 足を延ばして ゆっくり 寝れる

こんな車を 待っていた



あの頃 FFの 前輪に チェーンを つけて スキー場を すっ飛ばしてた ね 

スキー板だって そのまま 車内に 置けた  もちろん ホテルの 予約は なし 

朝 起きたら 車が 雪に 埋もれていた なんて ことも 

カタログを ながめる度に よみがえってくる

はしゃぎまわっていた 青春時代 ・




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