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G3は今日も元気

典型的な団塊オジさんの自己満足的日記・・早期退職して悠々自適なのだ・・内容は・音楽雑論、マンドリン、二胡、百名山行、花と菜園、旅あるき、原子力と放射線、別荘暮らし、熊本で介護、猫の石松など・<府中市在住> リンクフリー

移植したら・

植木屋さんから 聞いた話

1 樹木は ある程度大きくなると 移植するのは かなり難しい

2 種類によっても 移植に強い弱いがあって 柿の木なんか ほとんど不可能らしい

3 移植をやって枯れてしまっても 普通の植木屋さんは 責任は 取らない

4 弱い木を移植するには まず " 根切り " を行い 一年ほど 寝かせる

5 毛根が生えてきたら 出来るだけ周囲の土を落とさないよう 休眠の時期(寒い時)に 移動させる

6 移動したら 必ず 支柱により 木全体が 揺れないよう 固定しておく



4 項 及び 5 項は なんとか 教科書どおり終了した  6 項を終わって やっと 移植の完成 となる

支柱で固定するのは 木が動くと 根が 土から離れ いわゆる 根付かない状態 になるのを 防ぐため


隣の植木を 見よう見まねで やったが 結構 大変だった  やっぱり 植木屋さんは エライ ね !



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剪定など

たかねの里では 山を眺めながらスローライフ ・・・  というわけには いかない !

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前々から やろうやろう! と思っていた 柿の木の剪定  新しい踏み台も買ったし やるか !

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剪定は また奥深いものがありそうだが ・調べるヒマがない・ ここは 素人剪定でいいや 何事も経験 !

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やり始めて 気がついた  ここを切っていいか 必ず躊躇する  体力仕事でなく 頭脳労働 ! 

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でも 私みたいに 頭が良くて 判断力に優れてる人は・お茶の子さいさい   これ 誰のギャグだ?? !

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余った時間で 石垣の補修  石が足りない !  さらに 植物の 寒冷遮を !

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モッコウバラのアーチが 傾いている バラが生長して 持ち上げたみたいだ  どう補修するかは 今後 検討 !

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梅の木も 剪定しなければ !   しかし もう つぼみも膨らんで 手遅れ !  今秋に やろう !

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別宅では ホント いつも 忙しくてしようがない






部屋で

たかねの別宅も 雪が降ったり どんよりと曇った日なんかは 外に出る気がしない

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部屋で パソコンをやるか・ と思っても LAN も繋がってないので Mail も Internet もなく 面白くない

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それでは 楽器の練習でも・ しかし Guitar は弾く気がしないし Luito の練習も 長続きしない

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ま ゴロゴロしながら NHK-FM の 歌謡スクランブルや 日本の歌を聴いていると すぐ 午後の昼間は 終わる

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犬でも 飼ってれば 散歩に 出かけるだろうが ・  別宅で 炊事に 手を掛ける気は しない し ・

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今は 薪ストーブが 面白いので ただ 火を見る目的で よく 焚いている

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外は 雲も晴れて 月が出ている  荒天のあとは 塵が洗われて 星空が 特に 美しい

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主要な 星座は 大体知っているが 星座盤で さらにマイナーな星座を調べる ここでは 本当に 良く星が見える

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屋上から 一生懸命 写真に撮ろうとするが 写るのは 月くらい  星を写すのは 難しい 今後の努力目標!

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部屋の中でも やることは いっぱいあるが やり切れていない

しかし ” いつか やれるだろう・ ”  と 先延ばし は 簡単に できる

これこそ スローライフ !!








今日の朝の気温は 甲府で ー6℃ なので この辺は ー8℃ くらい だったかな・ 

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昨日 置いていた たき火の傍のバケツ 5cm の氷が 張っていた

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どんなに寒くても 鳥たちは しょっちゅう 庭に 飛来している

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生ゴミとして そのまま捨てるのも なんなんで 乾燥減容 というか 食べるなら食べろ というか・・

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人気が あるのは リンゴの皮  それと 葉っぱ類 

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色がきれいな 小さな鳥が よく来るが すぐ すぐ デカい鳥に 追い払われる  この世界も 弱肉強食

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この鳥 ずうずうしくて 近寄っても 逃げない  しからば エサ場を すぐ近くの ベランダに 移動

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部屋に 居ながら 望遠も 使わず クローズアップ写真 が 撮れる

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それにしても アンタ!  あまり 可愛くないねー・・

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たかねの 別宅は 一応 森に囲まれてる   ・・   今のところは ・ 










赤富士

特に コメントは ありません  ゆっくりと お楽しみ 下さい

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甲斐駒 昼

甲斐駒ヶ岳は 私の別宅の真西に 位置する

距離も近いので 朝日に輝く 山容は それは すばらしい


私の書斎部屋には 甲斐駒を見る 専用の窓が ある

PCのデスクワークや 楽器の練習の合間 常に 眺めることができる


雪も 少なくなり 少ーし 春を感じる 今日この頃 ・・




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甲斐駒 夕

真西にある 甲斐駒ヶ岳 には 当然ながら 日が沈む

西日があるうちは 暖かい日差しで ひなたぼこ



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日が沈むと 黒々とした山の端を 残り陽が 浮き立たせる

このコントラストを 見てて 夕時の 忙しい作業が よく中断される



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一千年前の 清少納言      やまのはの つきが かかりたるも いと おかし ・・

今の 私      唐突に 一番星が またたき始める瞬間 私は 時空を越えた 新しい世界へワープする ・・


厳しく 比較しないで 下さ~い 












富士三日

この時期 晴れが多いし 空気も澄んでいるので 富士山が 美しい

見てしまうと 撮らないわけにはいかない せっせと 屋上で撮る

この滞在時は 特に 多く撮ったので 全部 発表したいが ・・

富士山 ていうのは なかなか カッコいい コメントが 思いつかない

とにかく 三日分の いいものだけ ・・



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窓から

このところ 続けて  富士山画像の 処分市 


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朝 起きて さっと カーテンを 引く

今日は 富士山 見えるかな ・?



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夕方 カーテンを 閉める とき

今日も 一日 美しかった ・



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台所

この別宅を建てた時 キッチンの 設計コンセプトは 以下の通り


安くて シンプルな構成 窓から 外が見え 全体が 昼間光で明るい 間取り

動線を短くし 収納部を多くする さらに 半料理品の置きスペースを 確保する


この結果 システムキッチンは見送り 使い勝手から レンジも プロパンガス

廉価な備品を使っても 色や雰囲気は 統一するよう 努力


三年も経つと だんだん雑然としてくるのだが

幸い なんとか 体裁は 保っている


と 思う ・・



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プラごみ

お気に入りのキッチンでは (相方が居ない時) 私も 包丁を握る

もちろん 購入の お惣菜が 中心となる 手抜き料理(=炊事)が多い


しかし 買ってくると どうして こう いっぱい プラゴミが 出るんだろーね ・!

ゴミ箱は 大きくして 対応は 万全だけど

日本国中を 考えると ねー ・・



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ホースラディシュ

別宅に居ると 自然の中で よく動く  結果 よく食べる そして 排泄する

これすなわち 人間としてというより 動物として生きる 基本的な 行動を行っているのだー・


そんなゴタクを並べるのは さておいて 今日も 美味しい夕食の時間だ ・!



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今回 気になったのは この ホースラディッシュ 西洋わさび ともいうそうだ

すりおろして わさび と同じように使うようだが 私は たぶん はじめて? 見た

肉やご飯にかけて 食べたが ほのかな香り そう辛くは 無い



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なかなか面白い形をしている

家族や 知人には好評なので

チョン切って 植えてみよう

適当でいい ということだが

はたして 増えるか どうか ・・



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干し肉

今日も 富士山が まぶしすぎるほどの 好い天気


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義弟が 再び 鹿肉を 持ってきたので この太陽を利用し 干し肉を 作成する

料理法は 以下の通り

肉をコロッケ大に切り 香辛料と臭み消しのタレ(秘伝につき各自トライ方!)に漬けた後 軽く焦げ目をつける

その後 一週間ほど干す そのままでも食べられるが 薫製にすると さらに 美味しい



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やっているのは すべて 相方と義弟


私は のちほど 食べる人



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ちょっと さろく

スローライフ生活といっても 庭仕事もあるし 食事の仕度も 時間がかかって いろいろ 大変

近くを さろきんぐ する時間は なかなか 取れない

それでも たまには ・



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この駅を降りた 小説家 堀辰雄 は 八ヶ岳の雄姿に 目を奪われる そして サナトリウムへ・ ♪ かぜ- たちぬ ~


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家から八ヶ岳が 直接見えないため 長坂のここは ビューポイントとして 私のお気に入り


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金峰山(きんぷさん)や 富士山も よく見える













歓迎会

隣の家が 完成した

黒い板張り 広い窓 コンクリート剥き出しも うまく使った シャレた造り



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そうであれば これから ずっとお隣さん

前の K氏夫妻も 交えて 歓迎パーティを 開催



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料理は 現在 鹿肉が たっぷり  お酒類は 皆さん 持ち寄り

日本酒は 近くの造り酒屋から わざわざ  ワインは イタリアの 超特級品

なってったって 新隣人は もと大使館員



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総勢7人も 居たので 話は 一刻も 途切れないが ただ飲むのも なんなんで にぎやかし の 二胡演奏

いちおう PAと ピアノカラオケ付き  ウデは ともかく ウケますねー・



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別荘で 薪ストーブを焚きながら 近所の人と WAIWAI ワインパーティ そして 私が 楽器演奏する ・・

退職したころ 想定していた スローライフ生活は だいたい こんなものだったなー・

夢が 実現して なんだか 嬉しい 気分 ・・



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公園

たかねの里に移動する途中  別に 目的として行く気はなかったが 展望塔が 目立ったので 寄っていく

場所は 国道20号線の 甲府市を抜け 甲斐市の坂を登ったところ 蕎麦の もり藤 ほうとうの 小作 の近く



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整備された駐車場から 道路下を通って 公園に入ると 広々とした芝生が・

かなり 大規模な 公園のようだ  高台だけに 富士山の 眺めも 良い



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ひとまず 目の前の 展望塔に 登ってみよう   昼間は無料 との案内

夏の夜は 100円か・  夜景や星空が 良さそう 二人連れなら 来たいね



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眺望は ? まぁ 大体予想したとおり 立木や電線に邪魔されず 360度見わたせるのが いい

山は 鳳凰三山 甲斐駒ヶ岳 櫛形山 当然ながら 富士山  遠くには 八ヶ岳 金峰山 茅ヶ岳



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眼下の芝生は 気持ち良さそう  半周 木製ベランダが 取り巻いている

日曜日で 家族連れが多いが 広いので みんな 離れて ゆっくり



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いつも 格安ガソリン店に入るため ここの近くで Uターンする

後に スカイツリーを ブログ検索 していたら 全国の塔ベスト30 の30位に ここが 載っていた



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展望塔は それなり だったが

赤坂台総合公園は 総合的には 思いがけず いいところ! と 満足
 









忙しくなる

この画像の雰囲気は ?? 私のブログの 愛読者なら すぐ分かる ・   そう !  演奏会か 合奏の練習

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今回 の合奏練習場所は 埼京線で・  初めて乗る線  新宿駅で 乗り場を探すのに ウロウロ

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ここも 初めて降りる JR赤羽駅  目の前に 文化センターがあるので 重い Liuto を抱えた私としては 楽

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実は マンドリン関係の友人から 演奏会の応援を 依頼された Liuto でもいいよ! ということで 二つ返事でOK

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グループは 少数精鋭 レベルは かなり高い  昔 別の楽器でやった この曲も 私は 必死で ついていく 感じ

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マンドリン楽団としては ベテランが多いので 皆さん積極的  練習後の飲み会でも よく飲み よく話す

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各々 お付き合いの濃い メンバーが ほとんど  話の中で 友達の友達には よく知ってる人が 度々 登場する

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誤解を招くので 公表できる写真は 以上くらい  でも マンドリン業界っていうのは 本当に 狭い世界 みんな 仲間だ !

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一段と 忙しくなるが Liuto の上達のためには この上ない機会

ガンバロー ・・ !!













カラオケ

忙中閑あり でなく 忙中カラオケ  カラオケに行く時は なぜか あわただしい時 が多い

5曲ぐらい歌った時 やっと調子が出てくる  不断の発声練習が大切 と痛感する

三月も初めなので 上位に入ることが 多いが ベスト3表示されると つい カメラに残したくなる

ほかにも 珍しい点数が出た時 99点常連の "かこがわ”に勝った時 思いがけなく高得点の時 など・・

メロディと歌詞に 瞬時に ついていく練習は 反射神経が 要求され ボケ防止に 最適

いつなんどき 歌唱力を発揮する機会が あるかもしれないので それを維持する 訓練にもなる

結構 エネルギーも使うので スポーツ後のように 歌った後が さわやか なのが 良い



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人形の家

飲み友達の " 教授 " と 久しぶりの飲み会 そのあと 家に見学に来い! ということで 自宅兼アトリエへ ・

三階建てのビル改築が やっと終わり 一階を ショールーム および 博物館 にする予定 という



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入った所は 一見ブティック でも なんか変 !  奥様も 美大教授だが お気に入りの服を 展示している という


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ブティツクの奥のほうに 展示室 (保管庫か?) がある

ご夫妻が趣味で集めた 人形や玩具が 所狭しのドンキホーテ状態



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昔 家にあったようなものから いかにも外国の工芸品まで ぎっしり並んだ様は 壮観


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セキュリティ設備が未完で まだ 正式に見学できる体制にないそうだ  宝の山なんで 難しいだろうね
   

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これだけに囲まれると なんだか恐い おそらく 夜になると みんな 踊りだす? 泣き出す? 騒ぎ出す? ・・


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ブリキのミニカーやプラガンダム 真空管 古い電気製品 ・・ 男の子も楽しめる


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ガイコツが案内する 二階にも 入りきれない展示物が置かれてる

しかし ここは 10人くらいの 貸し集会室 に したいそうだ

アンサンブルの練習にも いい!  チェックしておこう・



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以前 教授の自宅に遊びに行った時 かなりのコレクションを持っているのは知ってたが これほどとは ・

個人の所有としては 桁はずれている

たまに展示会をやり 収益を ボランティアに 寄付しているそうだ



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今 出来ること

ずっと台湾に滞在していて やっと昨日 日本に帰ってきた

もちろん台湾でもNHKは見れるし 現地のマスコミも 大々的に日本の地震を報道していたので 状況は 把握できた

しかし 日本の同胞が 苦労して居る時に 演奏や親睦活動をしているのは なんとも心苦しく 悶々の状況



今 帰国して 私にできること を考えてみた


私は 大学で原子力工学を学び 会社で 福島3号原発の 原子炉制御装置の設計、放射線監視装置の設計に携わった

また これまで JCO臨界事故 もんじゅNa漏洩事故 美浜熱交換器破損事故 動燃アスファルト施設爆発事故ほか

国内の主な原子力の大事故について 当事者または かなり近い立場で係わった (不運な) 経験がある

本来なら 現場の事故対応チームに加わって お手伝いしたい気持ちだが

これは 現在 退職した身分から すんなり機動的には 動けない

もちろん 要請が あれば すぐにでも 駆けつける



専門家の観点から このブログで 少しでも 関連情報を発信し 皆さんに 心の不安を 取り除いてもらおう ・・



状況は刻々変わるが 今 私が考える 事故原子炉に対する 緊急対策は

とにかく 燃料被覆管が溶けて(もう溶けているかもしれないが) 汚染物質が 広がらないよう

原子炉内や 使用済みプール にある燃料を 冷やす しかない


使用済み燃料プールの分は 周囲の壁が破壊されていれば 外部からの放水して 水を溜める 

炉内の燃料を冷やすには 電気を復旧して 炉心の水を循環させるポンプを動かすのが効果的だが

ダメなら 非常用炉心冷却装置や 消火設備を 動かす それも動かないなら 格納容器全体を水没させる


この時のリスクは

・電源を入れる時には 漏電火災が発生するので 慎重に

・放水の際は 放水の力で配管などを破損させないよう また 水蒸気爆発を起こさないよう 注意

・JCO臨界事故のような部分臨界爆発を防ぐため 水にホウ酸など中性子吸収剤を加えるか

これらを含む棒(板など)を近くに置く また 難しいが 形状による臨界とならないよう 注水する

・注入した水が漏れ出たら 汚染の拡大に繋がるので 一旦注水した水が 大量に外に流れ出ないよう

防御策を講じる

・作業員の被曝のリスクはあるが 非常時においては 今後の大量の被曝を防ぐ意味からも 現実的に考えるべき



建屋が吹き飛んだ映像は 1986年のチェルノブイリ事故とそっくりなので あの事故と比較して 話を進める

チェルノブイリでは 運転中の原子炉が暴走し 炉心と周りの閉じ込め容器 全部が爆発し

燃料周囲の黒鉛(減速材)も 一週間燃え続けて 炉内のほとんどの放射性物質が周囲に撒き散らされた

今回は 原子炉が停止した後の燃料 また使用済み後の燃料が 水で冷却されないため 炭火のオキ(残り火)みたい

になり 周囲に 悪さをしている状況


したがって 原子炉容器 更にその周りの格納容器は 正常と思われるので 大量の放射性物質の 飛散の可能性は

チェルノブイリより低い と考えられる


しかし 津波により 非常用電源も破壊されている また 6基の原発全部に 対処しなければいけないのは

今後の 閉じ込め対策に 多くの労力を 要する


また 原子炉容器と繋がっている配管の損傷が どのくらいか

今後 破壊的な爆発(水素爆発 水蒸気爆発 部分臨界爆発)が起きるかどうか

余震で更なる破壊が進むか など 今後の予断は 許さない



チェルノブイリでの 最終的な被害は

被曝による死者 30人  放射線障害による入院者 約500名  死者は ほとんどが 消防士などの現場担当者

放射性物質による土壌の汚染は 当時の風上100km 風下300~500km の範囲で 部分的に 強度の汚染

汚染による 放射線の上昇は 全世界で観測され 東欧諸国の被曝量の増加は 今後70年間で100mSv 程度

と予測される
 

放射線障害による入院者が その後 どれだけ亡くなったか 回復したかは 明らかでない


当然 情報統制が厳しい当時のソ連での話は 晩発効果がどうなったか も含めて 過小評価しなければ いけないが

キエフ ミンスク など 近くに大都市がある地域なので 数百人も死者が出れば 隠しようがない と思われる


国際機関の事故評価でも ほぼ 同様の 被害状況を 確認している



ここまでで 言いたい事は


原子炉事故が たとえ最悪な事態になろうとも まず 自分が 死ぬことは無い !

と 腹をくくって 冷静になってほしい!


死ぬまでは いかなくても 身体に悪いのでは? と心配している 貴兄のために ・

「 今の状況で 身体に悪影響を及ぼすことは 絶対に ない ! 」 

と あらためて 言いたい  


対応している政府関係者や 電力広報が はっきり断言できない理由


放射線に係わる法規制値は やたら低い (解説は後日) ので これを上回る可能性は 多々ある

これを容認する発言をすると 法律を破ったということになり のちに 刑事責任や 損害賠償責任で

訴えられたら負ける



政治家の皆さんは この際 他人の責任追及や 自分の保身 を考えず 身を粉にして 復旧に動いてほしい

直接被害を受けていない人は 冷静になって 食糧 物品の買い占め また 無用な移動なども 止めてほしい

マスコミの方は 最悪状況を ことさら強調して 不安を煽る表現は 止めてほしい



今の原発事故で 一般人が死ぬことは無い! と断言したが

もうひとつ ・

パニックによる行動が 広がれば 必ず 死者が出る!   と 断言する



しばらくは 以上の記事に関連して 原発と放射線に掛かる記事を 掲載する予定














   

放射性物質は こう動く

放射線が恐い ! と ひたすら 不安を 募らされている人々の ために ・


福島の事故で 発生した 放射性物質が どういう風に あなたを襲ってくるか その道筋を 解説する



◆ まず 敵部隊の素性を 知ろう

放射性物質は 原子炉の燃料を 燃やした時に 発生する

それは ウランが いろんな割合で分裂した様々な物質

ガス状態もあれば 粒子状態もある

すべてが物質として不安定で 強烈な放射線を発生する



◆ あなたの居るところまで来る防衛ライン

原子炉の燃料自体 瀬戸物みたいなセラミック質 大きな粒子は ここから出るだけでも大変

燃料は 金属(ジルカロイ)の被覆管に覆われている 小さな粒子 ガス状物質 でも この被覆管を 破らねばならぬ

被覆管の集合体は 分厚いステンレスの 原子炉容器の中にある これを破るのは 到底無理なので 敵は 接続配管を通して 外に出るしかない

原子炉容器は さらに数m厚のコンクリート製 格納容器の中にある これを破るのは また絶対無理なので 敵は 接続配管を通して 外に出るしかない

格納容器は 原子炉建屋の中にある この建屋も 気密性があるので 敵が突破するのは 壊して外に出るしかない



◆ いろんな助けを借りて 放射性物質が 防衛ラインを突破した

原子炉は停止したが 残り火状態であった ところが これを冷やさなかったので おそらく 被覆管が損傷した 小さな粒子や ガス状のは 簡単に 原子炉容器の中に 出た

原子炉容器では 圧力が高いため 冷やす水を入れるのに 困難を極めていた 外から注水するために 中のガスを抜いたが おかげで敵は 労せずして 外に出ることが出来た

次の防衛ライン 格納容器の外に出るのは 原子炉容器を冷やすため 様々な対策をしているドサクサで 外に出るルートは 割りと簡単に 見つけることが出来たようだ

ここで 敵の力強い援軍 使用済みの燃料は 格納容器の外にある そこを冷やさないで発生した敵の別働隊は いきなりこの場所から出撃できる

百戦錬磨の原子炉燃料部隊と別働大部隊の使用済み燃料部隊は 今や 原子炉建屋内で合流し あなたを攻撃する準備が 整った

ここでまた敵の最大の援軍 水素爆発で 最後の砦 原子炉建屋も あっさり吹き飛んだ 遠くにいるあなたを攻撃するのに 最大の推力で 力強く後押し してくれた 



◆ 敵の攻撃手段

の武器は なんといっても強力な放射線 近くから直接 一個大隊の攻撃を受けたらひとたまりもない

小さな粒子 ガス状の敵兵は 風に乗って 広範囲に攻撃してくる 殺傷力は弱いが 肉弾戦となるのでやっかい

こっそり体内に侵入し 中から攻撃されたら 弱くても威力はある



◆ 対抗手段

一個大隊の 直接の放射線に対しては コンクリートなどで遮蔽する か 敵から離れれば(近寄らなければ) 簡単に防御できる 割りと簡単

風に乗ってくる敵兵は 風下にしか行けない 風上なら比較的安心 また 風に乗ってくる途中 拡散して 敵の攻撃能力は はるかに低減している

これを防御するには 花粉症対策と同じで十分  降り始めの雨にも敵が潜んでいるので 出来れば濡れない しかし 少々敵の攻撃に まみれたとしても 放射線は ごく弱いので 損害を受けることは ない 気分の問題

(放射性の粒子・ガス)を集めて 口に入れるヤツは居ないと思うが 気をつけるべき敵の 唯一の攻撃手段は 体内照射  プルトニゥムの重粒子被曝 ヨウ素の甲状腺集積による被曝は 威力がある 

もともと敵部隊の兵は 時間が経てば 減少していく 一週間経てば 攻撃能力は半減するが 一部はしぶとく攻撃するので これを狙って防御する



以上までの 結論


事故による放射線から 身を守るには


直接の放射線の防御

        事故の原子炉に近づかない 遮蔽の陰に隠れる 

                 
飛散した物質からの放射線の防御

        衣服に付着した場合 払い除く 洗う

        マスクなどでなるべく飛散物を吸い込まないようにする




いま 誰もが言っているような 結論になったが この対策を どんだけ 真面目にやるべきか ?

私が 言いたいのは  離れていれば テキトーでもいい !!    だが ・

定量的に説明しないと みなさん納得してくれない 




以下 次回に続く










危ない放射線の量

放射線の量を示す単位を 分かり易く説明するのは 困難

理解しにくいことを言うと ますます 不安を煽る要因 となるし ・

どうしても分からない人 (または分かろうとする気にならない人) は 後半の 結論のみ お読み下さい



◆ 基本事項

放射線にどれだけ曝(さら)されたか を示す単位が Sv (シーベルト)

1 Sv の千分の一が 1mSv(ミリシーベルト)  1 Sv の百万分の一が 1μSv(マイクロシーベルト)

Sv(シーベルト)は 量の単位であるので その場の状態を 表わす時には

例えば 一時間当たり 100mSv とか 一年間に 500μSv と表現する 



◆ 放射線の危険度 事例

身近に聞くなかで どの位の量で どう危ないのか 危ない順に 事例を 示す


 1000 Sv  直接 受けた場合は 一瞬でも 確実に死亡する ( 原子爆弾 直近での被曝 JCO臨界事故での被曝 )

  100 Sv  50%の人が 2時間以内に死亡 2週間以内にほぼ100%が死亡

  10 Sv  永久的損傷を受け その後 ほぼ100%死亡

   1 Sv  短時間でも受けた場合 吐き気 全身倦怠の症状 後遺症が残る

  500 mSv  短時間の場合は 白血球の減少など影響が出るが やがて回復

  400 mSv  宇宙飛行士若田さんが 四ヶ月の 宇宙ステーション滞在で 受けた放射線量

  200 mSv  医学的検査で 障害が見られた事例はない

 100 mSv  ブラジルのガラパリ市で環境から受ける一年間の放射線量

  10 mSv  CT検査一回で受ける放射線量

   3 mSv  日本で 環境から受ける一年間の放射線量 (平均)

   1 mSv  原発から外に出してよい 一年間の放射線量 (法令)

  600μSv  X線検査一回で受ける放射線量

  200μSv  アメリカまで一往復した時 飛行機内で受ける放射線量


◆ いいわけ的 解説

以上の事例はウソだ! という人が 居るのは 認める

確かに 原爆直近で生きていた人も居れば 離れても白血病で死んだ人も居る

環境放射線などは 場所や時間 天候によっては 千倍くらい 値が異なる

そのときに いろいろ条件があれば 量は全く異なるし 事態は異なってくる

立派な お墨付きの分析データから引用しているわけでもない

しかし 今は 細かい条件を考える必要はない !

だいたい こんなものだ! と分かってくれればいい

確率が少ない条件で これが危ない! と言うのは 普通の人にとっては ただ不安を煽るだけ


短い文章では すべての条件を 説明することが 出来ないので

「絶対安全です! 死ぬことはありません!」と言うと いい加減なウソを 言ったことになる

だから 責任ある人は 言わないし、万一の場合とか 最悪条件での話 としか言わない

でも ふだん いい加減?と思われている 私は  はっきり 言います ! 



◆ 結論


一時的に 発電所周囲で 400mSv が観測されたのは 問題のレベルではない !

作業員が 何時間か 250mSv 程度 被ばくしたのは 健康に影響はない !

原発で 基準の 100倍の放射線量が確認されました というのは驚く値ではない !

今回の事故で 現在 身体に影響が出るので避難すべきレベルの 放射線量は ない !


 

◆ まだまだ

前回も言ったが 風に乗って飛んでくる放射性物質がある 

これで汚染されたり 吸い込んで体内被ばく を受けるので 定量的に説明する必要がある


放射性物質の量の単位は Bq (ベクレル) である ・・



また 長くなるので 次回










 





 


危ない放射能の量

TVでは 野菜が汚染された と騒いでいる


  ほうれん草に 1kg当たり 53000 Bq(ベクレル) の 放射能が含まれることが 判明した

  これは 一年間 毎日 ほうれん草を 食べ続けても 身体に影響があるレベルではない

  しかし 関東 6県に ほうれん草の出荷は自粛してほしい という政府の指示を 出した


わが国は 食品の安全について 世界で最も厳しい基準を定めているだけに

出荷停止指示をださずには 外国に対してもメンツが立たない? のか ・


この非常時 我々としては 冷静に 危険の程度を把握し 節度ある行動を 望む !



◆ 放射能の量

1Bq(ベクレル) とは 放射線を1発 発射できる量である

では 100 Bq の放射能が 目の前にあったら どれだけ(何シーベルト)放射線を浴びるのだろうか



◆ 実は 数値を出すのは 難しい

シーベルトは 放射能を持つ物質から 発射された放射線 のエネルギーを受けて 生体が 反応する 度合い

放射線の種類 放射線のエネルギー 物質との距離 間にある物質(空気?水?) 体内での分布 他が パラメータ

条件をつければ 計算は出来るが 実用的ではない


ICRP(国際放射線防護委員会)では 一年間に環境から受ける放射線量 2.4 mSv のうち

 空気中のラドンガスを吸い込んだ影響で  1.2 mSv
 食べ物を 摂取したものによるものが    0.3 mSv
 空から及び地面からの直接被ばくが    0.9 mSv  と 試算している

これから 息をして 食べている 普通の人でも 1.5mSv/年 の 被ばくを与える 放射能を 体内に持っている

ということになる



◆ 安心するために

放射能汚染によって 健康被害を受けた定量的データや 実例が ほとんどない (第五福竜丸事件くらい)

従って 通常の環境中にも 放射能は これだけ存在する という事実を 列挙する


60kg体重の人には 炭素14だけでも 3000 Bq 存在する  他に カリウム40 や ナトリウム22 など

日本の土の表面には 1kg 当たり セシウム137が 100Bq 存在する

某地域の野菜の測定結果 セシウム137、ヨウ素131、ストロンチウム90 が 各々 0.5 Bq/kg 存在

某地域の牛乳の測定結果 セシウム137、ヨウ素131 が 各々 0.5Bq/ℓ 存在

某地域の米の測定結果 炭素14が 100Bq/kg セシウム137 が 0.5Bq/kg  存在

放射線検出器の試験用 線源 コイン状のプラスチック製  セシウム137  3700,0000 Bq/kg



◆ 解説

セシウム137 ストロンチウム90 ヨウ素131 は 昔から地球に存在する物質でなく 核分裂によってのみ発生する

事故の影響では? と疑われるが 1950年代の大気中核実験により 現在 世界中に拡散し どの地域でも 検出される


マーシャル群島での核実験 中国四川省での核実験は 特に 影響が大きい フィリピン タイ 中国奥地の農産物

水産物には 特に残留放射能が多いと思われるので 日本は 輸入品に対しても厳しい監視をしている


原発の影響であれば 風に乗って運ばれるので 汚染は ほうれん草ばかりではない

汚染経路が 事故と繋がっていたなら 今年獲れる米をはじめ 全部ダメ ということになる

白菜 大根 人参 ピーマン 椎茸 ネギ パセリ ・・も 

牛乳については どういうルートで汚染したか 私は 疑問に思っている


身体に影響がある量を エイヤ! と推定すると・

セシウム137 を 百万Bq くらい 飲み込んだ時 かな・?

汚染食糧を 何トンも 口に 入れ続けなければ ならない

放射線の影響は 晩発効果  おそらく その前に 食べすぎで 死んでしまう



◆ 結論

我々は 放射線を発生する放射性物質(放射能)に 囲まれており
人の身体も 食べ物も 息をする空気の中にも すべて 放射能は ある

汚染されている ということは 基準値を超えている だけであって 汚れてあぶない という意味ではない

風に乗って飛んでくる放射性物質は 土壌や動植物を汚染するが そこからの直接被ばくは極小

懸念しておくのは 体内に 大量の放射能が 長い時間留まると 癌や白血病の要因になる ということ

対策は 洗うなど 残留農薬対策で十分 食生活を変えると そちらからの 健康被害が大きい




◆ 本音

ほうれん草 かき菜の出荷制限は やりすぎ ! 他の野菜も 動植物も 皆 同じなのに

以前 かいわれ大根 を食っていた大臣は モー 懲りてないね

残留農薬と同じよう 洗って出荷すれば まったく問題は ない !


農家の補償には多額の税金が使われるし 全国のスーパーでも混乱する

この非常時 税金の使い道は 心して おかなければ

もともと 国の基準値が低すぎるのが原因 と 白状しなさい !

大丈夫だが念のため出荷制限する なんてのは いたづらに不安を煽るだけ !

















基準値が低いのは

東京都の水道水から 基準を超えるヨウ素が検出されたので 乳児には水道水を飲ませないで下さい

茨城県の牛肉には 放射能は 検出されませんでしたので 安全です



以上の報道は 全く適切ではないので あらためて 放射線 および 放射能の量 について このブログから 叫ぶ !


幼児に対する水の放射線基準は 100Bq /ℓ 

この量が どのくらいか 前回のブログを見た人は 分かると思うが

我々の周囲 その辺に 普通にある放射能の量と あまり変わらない


また 何を調べても 放射能は 検出されるはずで 放射能レベルは 通常と同じでした というのが 正しい

安全です という表現も 実は いいかげんな表現 正しくは 健康に影響を与えないと思われます




では 基準値というのは 安全を担保する数値ではないの ?


それを説明するために まず安全とは何か? ということを 考えてみようね (池上さん的 言い方になります)


同じ事象でも それは安全だ いやそれは危険だ というように 安全というのは 人それぞれ意識が違う


ICRP(国際放射線防護委員会)では 以下の見解がある


現代の人々が普通に経験する危険 及び 自然から受ける放射線被ばくによる危険 に比べて低ければ 安全である

前者は これまでの事故の記録などから定量的に把握できる  飛行機に乗る安全性など

後者は 実は 良く分からないのが現状



放射線を大量に浴びるのは危険 というのは 分かるが どのくらいなら危険がなくなるのか 見極めるのが 難しい

癌や白血病になる人が 放射線のせいか ストレスのせいか 判定は困難 多くは 政治的思惑が伴う


日本の基準値は ICRP と同じ考え方で決められていると思うが ・・ 私が考えるに

それから利便や利益が 得られるならば 危険(リスク)を 許容するレベルは 上がる

プロジェクトの推進のため 又は 反対派説得のためには 危険(リスク)を 許容するレベルは 下がる




時間がないので ここまでで 大事なこと だけを まとめようね (また池上さん)


日本の 原子力に関する環境放出の 規制値は 限りなく 保守的に 決められている

放射線の低いレベルでの危険度がよく分からないので 放射線は出来るだけ少なく受けるべきという考え方

放射線はとにかく恐いと思う人が多いので ICRPでも 日本が率先して規制値を低くするようリードしている

原発を 特別に心配している人のためにも ほとんど通常と変わらないという 監視のやり方




規制値を越えたら 政治家は 隠さず すみやかに公表しなくてはならない (これは当然)

しかし  庶民は


「規制値を越えても 健康に危険は及ぼさない」と受け取って この非常時 よけいな行動は控える

乳児に 200Bq入りの 水道水を 飲ませても 一向に 構わない!

そばのお母さんは 3000Bq 以上の 放射能をもっている

チェルノブイリで 子供が 甲状腺がんになった例は 放射能レベルが まるで違う
 



放射線は 目に見えないけれど

このくらいなら 身体に影響がでることはない ! は 理解してもらえたと思う


でも それでも恐い! という人は居る つまり 安全とは思うけれど 安心はしていない

何万人も死者が出た津波の被害に比べて  今 原発は 一人の死者も病人も 出していない

出しているのは 大きな不安

安全だから 安心しよう ! というのが 私の目論見だが

これが なかなか難しい ・・


私が 振られた時にも 似てる   ・・

一流大卒で 一流会社に勤務  性格は優しくて Looksは まあまあ・   でもねー・ 生理的にダメ !



わかるけど ・


今は 私のブログを読んで 少しでも 生理的に 落ち着いて下さ~い




まだまだ 続きます 質問がある方は Mail 下さい










不安な人が危ない

放射能や放射線は 今の程度では絶対安全! とこのブログで 口すっぱく言ってるのにも かかわらず

まだパニクっている 政府関係者が多い !  (彼らはこのブログ見てないか・)


放射線や放射能の測定データを 隠さず発表するのは いい

しかし すぐ出荷制限をするのはダメ!  不安を煽り混乱する

水が汚染しているので 東京ではペットボトルを配る なんてのも必要ない  千葉や茨城の人は いいの?

そんな労力より 津波被害者の救援を 優先すべき

一年間 ( 百歩譲っても一ヶ月間 ) 放射線の様子を見て 決めればよい



チェルノブイリ原発事故では 上層部が 適切な指示をしなかったため 一般人数百人が放射線障害に罹患した

だが 適切な指示とは 念には念を入れる ということではない

過剰反応や風評による 被害が発生しないよう 努力しなければ ならない  

非常時には 対応に 優先順位が 必要

野党議員は 正義の味方的パフォーマンス を やらないよう望む



チェルノブイリ事故後 ヨーロッパでは 奇形児が生まれる噂が広がり 20万人~30万人の人が 妊娠中絶した

今 中国の大連では どこも 塩が売り切れ 海が汚染されて 塩が採れなくなるという噂が広がっている

台湾に居た時 台湾の人は 皆 日本から避難せよ! とのTV番組 実際 台湾行きは満員 日本行きは間引き運行



風評にも 笑って済まされるものと たちの悪いものがある


1972年 石油危機で トイレットペーパーや洗剤を 買う人が殺到し 店から商品が 姿を消した

これは 周りの人がやるからやる という 主体性のない人たちの連鎖的行動で 今となっては 反省の見本


何かあると 「 私は何でも知っている 」 と 確率の低い 最悪事態を ふれまわるヤカラが 出現する

周りの人は まあ とにかく 念のため 準備しておくか ・

風評の 始まりは だいたいこんなところから

本人は 上に立った気分で 満足だろうが


原子力の分野では 大金が動くことが多いので 政治に 翻弄される

原発のある地域の首長に取って代わるために 原発は危険だから 反対と 選挙で叫ぶ

首長は 我々は危険を引き受けているので 国から 当然 代償があるべきだ

結果 原発の危険性が 大々的に宣伝され 風評の土台が作られる


日本は原爆の被害を受けているので 原子力は恐いと宣伝するのは 容易い

被爆者(ヒバクシャ)は 世界語だし・ 放射線も 被ばくするものだし

( 放射線は 被曝 (さらされる)  爆弾でなく アジの開きを干すのと 同じ意味 )



人々の不安をあおり 政府を 困窮させる 

テロリストは この手段を 常套とする



実際の 事故の被害より 風評に伴う被害のほうが大きい  といことを 必死で言っている



分かった! でも 私はアンタみたいに いい加減でないから 念のため ペットボトル すぐ 買いに行く



そーいう行動がダメ! と言ってるのに ・ 

買うなら 災害状況が 落ち着いてからにして!


それと あわてて 階段から 落ちないようにね ・・


・ ・ ・





まだ 続く






  



よみがえる想い出

原子炉事故で ついに犠牲者 !

こういう表現は やめてもらいたい  ますます 不安をあおるだけ !


原子炉の復旧作業を していた作業員が やや 被ばくを 多く受けた 可能性があり

念のため 病院で 診察することになった  というのが 正しい


「 火事を消していた 消防士が 消火作業の際 肘を すりむいた 」   これが 記事になるか!  ッタク!



報道によれば

防護服と靴の隙間から 床に溜まっていた水が浸入し 足の表面に触れて

局部的に 2000 mSv 程度の ベータ線被ばくを受けた


安全な理由


作業員の許容被ばく限度 (1年間に50mSv 今回 特例として250mSv) だが 全身の予想被ばくは 下回っている

一回の被ばくで 200mSv 以下であれば これまで 晩発も含め 異状の症状が 確認されたことはない

許容被ばく限度は 全身について 適応されるもので 手足の場合は 障害が起きにくいため 許容限度も大きい

ガンマ線による被ばく に比べ ベータ線は アルミ1mm で遮蔽できるため 障害も 皮膚など表面に限られる

肌に 直接 被ばくを受けても 皮膚が 赤く腫れる程度

障害の感受性が高いのは 目とか爪(の根元)であるが 今回の被ばくでは 影響がない



作業時は 防護服の下の腰部に 検出器を装着するため 手足の被ばくについては アラームが 鳴らない

おそらく 1時間の 作業時間制限があり 入域手続き 5分 作業 40分 出域検査 15分 でやっていた

出域検査で 汚染が発見された だけであるので 粛々と 除染と 健康確認を行い 別の作業員と 交替すればよい






15年前 私も 放射線防護服に 身を固め 事故現場の 被害状況を 調査した経験が ある


入域の時は 衣服をすべて脱ぎ 専用下着に アラームメータを装着し

防護服 5枚 手袋 5枚 靴 靴カバー 5枚 それに ガスマスク を 周りに手伝ってもらって着る

隙間から 埃が入らぬ様 ガムテープで きっちり封印され 最後に 背中に マジックで大きく名前を書いてもらう


汚染の拡大を 防ぐため 汚染レベルの高いところから 出口方面に 移動するたびに

一枚一枚 防護服や 靴カバー 手袋 を脱いで(もちろん手伝ってもらって) 念入りにサーベイし 出域する



被ばくを少なくするために 全体の作業時間は 制限されている

入出域に時間がかかるため 実際の作業時間は 少ない


当然 てきぱきと動きたいが これが ホントに むずかしい

一歩動くにも 十二単の衣装を 引っ張っていくような・


眼鏡が曇っても 拭けない 周りの人と話すのも困難

ガスマスクも フィルターが 厚いので 息を 通しにくい


ガスマスクの中で 酸素が少なくなって フラフラしてきた

倒れるより いいや! と 禁断の行動

マスクの 隙間から 外の 新鮮な (汚れた) 空気を 吸う



あとで 放射線障害に なるかな ? ま いーや 有名人になるくらいだ

もし死んだら?  そうだ! 記念撮影でも しておこう ・


というわけで  こんな 不謹慎な写真が 出来ました



被ばく01









地球汚染

今回の原子力事故で 海が汚染されるのでは ?  と 心配されている方がいる


事故で遠くに 飛散する 放射性物質は 粒子状 ガス状が多いので 海の水に溶け込む量は 少ない

一部は 海底に堆積するが 大部分は 海水で希釈されて 自然界の放射能レベル以下となってしまう

学者が考える最悪のシナリオは 海草や魚の中で放射能が濃縮され それを大量に食べて体内に吸収された場合・

どー悪いほうに考えて計算しても 有意な数字は出てこないので 安心して下さい



地球が生まれた時 周りは放射線で溢れていた

物質は 放射線を出して崩壊し 半減期の長いものは 今でも放射線を出し続けている

これが 神代の昔から存在する自然放射線



このほか 核実験や 原子炉の運転 によって排出された 放射能による 人工の放射線も 環境から受ける放射線に 加わっている


今回の事故で汚染拡大を心配する人は これまでの人工の放射線による汚染が どうだったかを 少し 考えよう・・


環境中の放射能濃度の上昇(=汚染の拡大) に 最も 寄与したのは 核実験 によるもの

アメリカは 1944年以来 ネバダで928回 ビキニ環礁で67回 アラスカで2回 もちろん 広島 長崎でも一回ずつ

旧ソ連 イギリス フランス 中国 インド パキスタン も   最近では 北朝鮮も ?



以下の図は

1952年11月 マーシャル群島での 10メガトン核爆発による 降下物 の 放射能分布


Scan10010c.jpg

数値は 爆発後 2~35日間の100平方マイル当たりの mCi  ( 1 mCi = 3.7×107 Bq ) ( 1 マイル= 1.6km )

沖縄は 150 となっているので 計算すると 1マイル平方あたり 150×3.7×107×1/100 = 5.55×107 Bq


100m平方あたり   2.17×107 Bq の放射能が ばら撒かれたことになる

ちなみに マニラでは 2.46×108 Bq  グァム島では 1.45×109 Bq となる




たった一回の 核実験で 地球全体に これだけ 放射性物質が 振りまかれる

上の地図の 赤くないところも 核実験場は たくさんある

ノバヤゼムリア セミパラチンスク 新疆 アムチトカ島 ムルロア環礁 ・・


2年後の1954年 ビキニの水爆実験では 近海に居た第五福竜丸が降下放射性物質により汚染され 乗組員一人が 半年後死亡した

1000回以上にもわたる 核実験による 地球汚染は 想像できると思う 100Bqとか いう数字ではない !



しかし 放射性物質は 物によっては 短期間で減少する また 土中に沁み込んだり 空中水中で拡散されて 濃度は どんどん 減少していく

人が住む場所で 史上最大の放射能汚染を受けた 広島 長崎は 永久に住めない場所 には なっていない

くれぐれも 放射能の数値を 冷静に 判断してほしい  それを踏まえて 脅し? を ・・


中国では 1969年~1996年まで 50回程度の核実験を行っている

人権軽視と情報統制が 旧ソ連よりもひどい中国では 核実験に伴う相当な被害や汚染が あったと予想されるが ・

当局により このブログを抹殺されないよう ほんの一部を ソフトな言い方で ・・


核実験場の 新疆ウィグル は シルクロードの遺跡 敦煌や楼蘭 に近い

そのころ NHKを招き シルクロードのTV番組に協力したのは この地帯が安全である という宣伝が 最大の目的

今 シルクロードを観光したいという人 この地域の 放射能濃度を 知ってから にしてほしい 私は絶対行かない!


20年ほど前 全国の原発周りの放射線監視装置(エリアモニタ)が いっせいに警報を発生したことがある

普段 測定器の故障で悩まされていた (多くは自然放射線の上昇による) 我々は  驚いたが

幸い? どこかの核実験による環境放射線の上昇 と判定され ホッ しかし なぜか マスコミは騒がなかった

この時 雨中の 放射能量を公開していたら 今みたいな過剰反応は なかったと思うが ・














安心宣言

このブログでずっと 原発事故で 健康被害を受けることはないので 安心しなさい ! と言っている


しかし マスコミをはじめ 世の中 一般では まだまだ 不安を煽る 不適切な表現が 飛び交っている


あらためて 情報は 正しく受け取って 自分で判断して 普通の日常の行動を続けるよう 望む




事故現場で高い放射線量が検出されても 直接 200mSv を全身に浴びなければ 絶対 大丈夫

距離が離れると 放射線は 直接届かないので 一般の人が 多く被ばくすることはない

身の回りは 放射線に充ちており 常に被ばくは している と思っておこう



ほうれん草が汚染されている のではなく ほうれん草の表面に 汚染物質が くっついている だけである

根菜はOKというが 表土がくっついていれば 当然 汚染は 検出される

野菜を悪者にするな 野菜でも 人体でも 物質の中には 放射能が 必ず含まれている



どこにも 放射能はあるということは 当然 水の中にもある

しかし ヨウ素131が 100Bq/kg という数字を 正しく受け取ろう


すぐに無くなってしまうヨウ素131を計るのは それが 原子炉の中から飛んで来て入ったことを確認するため

次の日 レベルが下がるのは当然

Pu239などは 内部被ばくの影響力が強いので 今後 様子を見ておく必要はある

おそらく未来永劫 有害な数字は 出てこない と思う 



放射能の安全基準は 「限りなく低く放射線を受けるに越したことはない」 という考えで 決められている

これまで 障害が出た事例は とんでもなく多い放射能を 最悪条件で 摂取したもの

乳幼児は 放射線に対する感度が高い これは 学術的な一般的見解 どの量でどうなる とは言ってない


ヨウ素は 甲状腺に溜まる しかし どれだけ溜まったら 癌になるのか ならないのか よく分かっては いない

タバコを 吸う人 そして 野菜を食べない人は 癌になる確率が 10倍高いのは データもあり はっきり言えるが


Scanbbbddaa.jpg




20km圏内に 避難指示を出したのは 基準を超える被ばくの可能性がある という理由

今 そこが危険 というわけではない  (移動することで 心身とも 命の危険は 増えるが・)

もしものことを考えて(後で責任追及されぬよう) 指示している



科学者は 理論的に可能性があり 実験で確認できれば 発表する

医者は 症例があれば 公表し 治療の参考にする

政治家は まず 法令に従わなければならない 


受け取る専門的説明 および 自分が納得する説明 の程度は 人それぞれで違う

まずは 自分で冷静に判断してもらいたいが  マスコミの役割も 大事

責任追及や ショッキングシーンを追うよりも 人々の不安を解消させることに 注力してほしい



「基準の1000倍の 放射能が検出されました」 でなく 馴染みの事象を例にとって ・ 例えば


インドのケララ地方では いつもこのくらいの自然放射線は ありますが・

国際線の乗務員は 月10回乗務すると 年間 24mSv (基準の10倍) を被ばくしていますが・

外務省は 被ばくを受ける地域への渡航は 注意喚起していませんね-  ベラルーシ 敦煌 テニヤン島 ・・

これまで 食べたマグロのなかに ビキニ環礁あたりを泳いでいたのが いっぱいいます

家庭用の火災報知器は 放射性物質を使っているものがあります アルファ線で危険ですから 食べないで下さい




全国の自治体では 常に環境中の放射線を監視している

インターネットでも 公開しているが

TVの天気予報に 毎日の放射線レベル を発表したら ?  (真面目な話です!)


今日の相馬地方は 空間線量率 80 nGy  降下物 Cs137 0.2 Bq/m2  牛乳 Cs137 1.0Bq/ℓ  野菜 ・・



常に放射線はある レベルはこのくらい  ということを知ってもらうために










危機管理体制

今となっては あの時 ○○ していたら ・・  という言葉は 私は 嫌いだが

今回の原子炉事故で 何とかして 燃料をすぐに 緊急冷却できていたら ・・

と 改めて 感じている


Scanaa10010.jpg



原子力発電所の事故時の最悪シナリオは 炉内の出力が制御できず 温度上昇により 燃料が溶け 放射能が外に拡散される

という想定 このため 数々の隔壁がなされ 非常用の炉心冷却装置(ECCS)など 安全確保の設備がある

今回の事象は 原子炉の出力は停止したものの 非常用電源が破壊されたため その後の冷却が出来なかったのが 最大の要因

いち早く 外部より電源を確保し 現在やってるような 水掛け作業をやっていたら 爆発などは 避けられたかもしれない



しかし 地震と大津波の後 すぐ それを予測し 対応するのは ほとんど困難


制御室の電気は切れているし 炉内の状況は全く分からない

なんとか地震計が感じて 出力は下がったような気配はするが

まず 日頃の訓練どおり 官庁や自治体に連絡するのが 一番にやること

しかし 暗い中で 計算機も止まっているので いつどこで何が起こったかも分からない

なかなか通じない電話にイライラしながら 報告事項は増えていく

次々に起きる 異常音や爆発とかに ただ 右往左往していただけ ・・ と 想像する



想定外の事故 特に原子炉が破壊されるような状況では 東京電力の担当者では 到底対応できない

彼らは 手順どおり原子炉を運転し 排出基準どおり管理されていることを確認し 官庁に報告すること

安全を保つためにどんな構造になっているか どこにどんな設備があるか 知らない

非常用電源が止まったという想定外の時に 燃料棒を一刻も早く冷却しなければならない! と思いつくのは 無理



こういう時は 政府がすぐ乗り出して  事故対策体制を構築すべき

まず 内閣官房が 原子炉事故対策本部を 組織する

メンバーは 災害対策大臣 経済産業省 防衛省 文部省 国家公安委員会 国土交通省 自治省 厚生労働省 の幹部

本部は 現地対応部隊と連絡を密にし 自衛隊活動 警察消防活動 分析学術検討 通信・運搬 住民指示ほかを指揮する


現地の対策のリーダー及び対応員は メーカーのプロジェクトリーダー的人間を 応援に登用する

(福島1.2号機は GE(ゼネラルエレクトリック) 3号機は 東芝 4号機は 日立 が 建設時 幹事会社)

東海村あたりに 応援の 学術的検討部隊 を 配置する この辺 原子力の専門家は山ほど居る

自衛隊には 核兵器対応特殊部隊があるので 非常時の対応は 主導的になって・米軍にも

全国の原発には 放射線防護機器 移動型測定器を備えているので 避難指示など これを活用する


一番大事なのは 非常時であるので すぐに動き 即時の判断 指示を出すこと

メンバーはダブルキャストにして 24時間体制とする 不眠不休で動いてはならない

少しでも効果のあると思われる対策は 即 実行する リスクを恐れていては何も出来ない

基準を超える場所では 作業できない! 書類がないと 動けない! などは この際 無視

自分の保身は考えぬこと 結果がダメでも あとで 総理大臣が まとめて責任を取るから・・



政治とは 国民の命と財産を守るものです ! と 以前から KANさんは 声を大にして 言ってる

地震や津波で 多くの人が亡くなった その意味で もう責任を取らなくてはならないが

それは後回しでいいから

原発ばかりでなく 現在 避難している人の対策 および 現地の復旧も 緊急の課題


自衛隊だって 退役者を再召集している状況

政府も 災害復旧が 落ち着くまで 総動員体制にしてほしい


民主党の 大臣経験者は 以前の部署で 大臣補佐として政府の一員になる

党員資格停止の O議員は 恩赦の上 東北地方の復旧担当大臣になってもらう

野党の大物議員も この際 政府に 力を貸す部隊になってほしい



え? 認証式を やらないとダメ? 

必要なら 今すぐ やれば いいでしょ !!









放射能の測定

・・ 本日の余震で 小名浜では 15cm の津波が 観測されました ・・


15cm の津波を どーやって 測ったのかな ?

だいたい こういうのを 発表する意味があるのかね~ !


こう 思っている 私 であるが

今 発表されている 野菜の放射能 の 測定結果も これに 似ている

環境放射線が 充ちている中で 低レベルの放射線を 測るのは 技術的に 難しい

それ以上に どういう意味をもって 測定するか 論理を組み立てるのが さらに難しい



◆ まず目的  ほうれん草の放射能を測る目的は?


通常 測っているレベルに比べて 変動があったかどうか  基準値を守れたかどうか

事故の原子炉から 放射能の汚染があったかどうか  汚染分布がどうなってるか

どういう汚染形態であったのか  野菜の出荷管理のため?   国民の不安を除くため?

一体 なぜ ほうれん草 なのか ・・ ?


◆ 測る ほうれん草の試料 を 集める段階で まず 考えなければならない


どこの試料を 何個 採取するか  採取した時の 気象条件 を加味するか

ビニールハウスの有無を 考慮するか  何時に試料を採取するか

ある期間 連続して 採取すべきか  土など洗った試料とすべきか



ここまでの やり方を 論理的に (理屈を付けて) 決定しないと 出てくるデータの値は 全然 異なってくる

逆に言えば 思惑的要求が 働けば それなりの 多いデータや 少ないデータを 出すことができる



◆ 放射能を計る段階でも 悩ましい 課題が 山ほど


どの程度精度よく 何の核種を 測らねばいけないかにより 使う分析装置は 異なる 


  周りの環境放射線を遮る 遮蔽装置   鉛室 銅 アクリル内張り

  測定器構造物からの 外乱放射線を 少なくする工夫  低バックグランド材

  分析精度のいい検出器   井戸型シンチレータ 液体窒素冷却ゲルマニゥム検出器

  長時間の測定でも 安定な 計測回路 分析ソフト   温度補償タイプ 核種分析ソフト



測る試料を検出器に掛ける際 加工や濃縮しなければいけないが 付着した異物(汚染物?)はどうする?

測定中にも 核種によっては 刻々と 放射能の量は変わるが・


Scanデータ0


とにかく 微少放射能を分析するには 放射線計測のスペシャリストと 最先端の検出器 電子装置を 必要とする

そんじょそこらの国では 何をやっているかわからない ひょっとして GMサーベイメータで 検査している?

どっかの国から 放射能が基準違反です と 農作物が返却されたのは メタミドホス餃子の面当て としか思えない



会社時代は 放射能の 核種分析装置 にも係わっていたので 測定技術の実際は いくらでも書くことは出来る

最近は 良い半導体検出器も出来たし 測定回路 分析ソフトも 進化した ハンディタイプも増えたし ・・


想い出に耽りながら 読者に 聞きなれない技術用語を 並べていても  拒否反応を 招くだけなので ・・

ここで 言いたいことだけ を 簡潔に 述べる



放射能の分析は 分析に至る過程や 分析のやり方で 結果の値は まるで 異なる

結果の値は 数々の 限定された条件 の下 での 瞬間的な値 と 受け取るべきである




「 基準を超える 放射能が 検出されましたよ~ 」


環境放射能も 増減するので いずれ基準を 変えればよい

基準のコンセプトも はっきり 決めてから ね

今は 様子見 だな ・・
















損害賠償

今回の 原子炉事故で 避難された方 野菜の出荷を自粛された方から すでに 損害賠償の要求が出ている

国の指示で 避難し 自治体の要望で 出荷停止したのだから 当然 補償は されなければならない

しかし 他の地域で津波被害に遭われた方のことを考えると 少しは 声を小さくしてほしい とも思っている


特に 風評被害などは 国に訴えるより 自分たちでも 被害から守る 行動を 起こしてほしい 

冷静に受け取ってほしいという広報もいいが 不適切な報道をしたマスコミを 訴えて もいい

少なくとも ○県の△村のほうれん草 と言うことはない!  原発から○km 離れた作物 と言うべき

訴え先は ?  新聞協会 とか 出版組合  ♪A~ C~ も なんか してくれ

裁判所では 報道の自由と 被害を及ぼす表現 の境 を はっきり 判断してほしい



わが国のエネルギー状況を考えるに 原子力発電は必須 という基本方針で これまで 官民挙げて 研究開発 原発建設を進めてきた

建設に協力してくれる自治体には 国から手厚い交付金が供給され 地元住民には 腫れ物に触るような 丁寧な対応がなされている (第三者から見て そう感じる)

その結果 地元は 自主性が弱いというか なんでも原発に頼めばやってくれる 皆が嫌がるものを引き受けているのだから当然 という尊大な雰囲気が強い (怒られるかもしれないが 一部の 声なき声は ある)



原子炉による被害対策は 原子力損害賠償法 という法律で 行われる  これは・

 原子炉を運用する主体者は 損害賠償のための 莫大な額の保険に 入らなければならない

 主体者に過失がなくても 損害が発生したら 賠償しなくてはならない 不可能な場合は 国が補償する

 民間保険の場合は 地震 津波 戦争などの場合は 補償を免責されるが 国家補償の部分は その限りでない




原子力災害の補償は 手厚い法律もあり 電源特会など 金の裏づけもある


私が 危惧しているのは

津波で 肉親や財産を失い 本当に 補償を必要としている人と 原発被害で 補償を受ける人と

大きな差が 生まれるのではないか ということ


出荷停止の野菜は 補償されるが 津波でダメになった野菜は 補償されるのだろうか



津波で家を流された人には 300万円の義援金が出る

激甚災害法により 無利子の融資や 起業資金も 受け取ることが出来る

いろいろ援助はあると思うが 地震保険も入ってない人は 完全に元に戻るだけの補償は なされないと思う



私は 原発被害の補償を 減らせ と言ってるのではない

法律を改正してでも また 新たな法律を作ってでも

今回 地震被害を受けた 皆さん 全部に

国が 平等で 十分な補償を してほしい !


 と 言っている




津波に伴う 原子炉事故を防げなかった 電力の責任は 当然 あるが

防潮堤で 津波の被害を食い止められず 何万人の国民の命が奪われた ・


この国の責任は 限りなく大きい