

2019 年 10 月の 太陽光発電実績 は
発電量 442 kWh 売電量 401 kWh 売電額 14,841 円
発電量 売電額 とも 梅雨が長引いて 日照の少なかった 7 月 に並ぶ 大幅減少 が みられる
10月は 台風 が 2、3 回 来たものの 日照時間 は そんなに 少なくは ないと 思っていたが 残念な 結果
ひょっとして 電力会社による 購入の抑制 又は 台風による 送電回路の 故障 など 考えられる が
少なくとも 442 kWh は 発電 している ことから ま こんなものかな・ と 考えておこう エネルギー評論COP ( 国連気候変動枠組条約締約国会議 ) が開かれている ここでは地球の温暖化対策のために 温室効果ガス(主にCO2) の削減が話し合われている 我が国は、環境問題に前向きに対処しているという世界に対するカッコ付け また省エネ機器の輸出拡大などで利益にもなる ということで ずっと積極的に加担してきた しかし最近になって具体的分担が決まるにつれて 各国の利害が対立する状況になってきており アメリカの離脱など軋轢が高まってきた 外交に弱い我が国はますます損な役割を果たすようになった もともと この会議の本質は 力のない国連が環境保護団体を巻き込んでなんとか存在感を示そうと始めたもの 発展途上国にとっては 先進国からお金を分捕るチャンス どれだけCO2を削減すれば どれだけ温暖化が防げるのか という科学的な根拠や見通しがあるわけではない 各国に CO2削減目標を課して みんなでなんとかCO2を削減しよう そのために 先進国は発展途上国に対して温暖化防止の支援をしなくてはならない 目標が達せない場合は ペナルティを課す 先のパリ協定で我が国は発展途上国に対して 1 兆 3千億円の供出を課せられたが アメリカが脱退すれば さらに 3 千億円の上積みになるそう 他にも 炭素税や排出量取引きなど 金が出ていくことばかり
COPとは 理想主義に基づいてCO2削減の努力目標を決め 逃げ道として先進国に技術援助や支援金 排出量取引きを課すものである 各国の多様な都合を抱えている中で うまく進展するかどうかは 各国が自分の国ファーストを掲げている現在 極めて困難な道である アメリカは 早々に脱退 中国も発展途上国のふりをして あわよくば自国のエネルギー近代化を図ろうとしている インド ロシアなんて何かやろうという気概も無い 我が国は 原発を運休して以来 CO2排出がイッキに増大したが 民間の血のにじむような省エネ努力で 最低限のCO2増加に抑えている もともと産業規模に対して CO2の排出量も少ないし CO2削減の余力も少ない それなのに 削減目標が低い ! 石炭火力も止めろ! と 叩かれている なんとか日本に金を出させよう という雰囲気 2030年になって CO2は どうなっているだろうか CO2排出の主要国(中国 インド ロシア) は 人一倍 自我を主張する国 統計の信頼性も低いので 削減目標を達成した というだろう 我が国は 他国に対する技術支援 それと排出権を大量に金で買って 真面目に目標を達成するだろう しかし肝心のCO2削減による地球の温暖化抑制は 平均で 3 ℃ と 予想されている 膨大な努力をしても その成果は はっきりせず 誰も責任をとる必要がないのだ
いずれ
COP は瓦解するだろうが 我が国は こうした情勢の中で どう立ち回ったらいいのだろうか 少なくとも 我こそは地球を救う正義の味方だ と悦に入ってる環境団体に対して 科学的データを示して 毅然と対処すべき 鯨捕獲だって 資源を管理しながら食用として捕るのがなぜ悪い 国には固有の事情があるのだ 理想主義を掲げて 各々の国の生活権を圧迫するような決議をしても 絶対に協力を得られるはずはない
COPの内部でさえ 世界中が努力してCO2削減し その結果地球温暖化が防止できるとは 誰も思っていない 環境保護活動家のグレタさんも言っているように 「大事なのは指導者が取り組む姿勢である !」 小泉大臣が 金の動くCO2でなく フロン処理推進を演説したのは 我が国の姿勢としては賢明なやり方
COPとの対応は 脇に置いたとして 我が国の電気エネルギーに限って言えば 「1970年代の石油火力偏重 - 石油危機対策の原発建設 - 事故後の LNG 石炭火力 太陽光発電の増加 」 の変遷をたどってきた 現在を眺めれば 図 3 に見るように 我が国の状況は 石炭とLNGに 6割以上を頼っており 石油、その他火力も含めると 極端な CO2偏重であることは 間違いない 最近 特に増えてきた石炭火力は 資源確保の安定性から 今後も拡大すると思われる ところが 今回 我が国に対して 石炭火力の廃止の要求が来た どこまで日本をいじめるのだ! と文句いいたいが 気前よく金を出す真面目なお人好し と見られているので しょうがない 何しろ 事故を起こしていない原発もすべて停めて 膨大な金を使って 代替エネルギーを確保している 国だから・ ちなみに スリーマイル原発や チェルノブイリ原発にしても 事故を起こした原子炉の 隣の同型の原子炉は 直後からずっと稼働している
そろそろ本音が出てきたが 私の提案を まず結論から言う 「
石炭火力を縮小し 休止している原発を再稼働する! 」 産業界へのインパクトを極力小さくして しかも
COP要求CO2削減を容易に達成出来る 我が国の世界からの評価もアップする 石炭は現状 供給としては 安定しているが すべて輸入であり CO2削減からも不利 今回の廃止要求など エネルギーセキュリティとしても劣る 原発については 環境保護団体から目を付けられているが 少なくともCO2削減については理想的で
COP内で 批判は特にない 原発再稼働 ! と 叫ぶと 非難の炎上になりそうだが どうぞいらっしゃい ! 但し アホバカの 雑言でなく ちゃんとした理屈で コメントお願いしたい 私は 仏国みたいにほとんどを原発で賄うのではなく 様々な方式を 全て推進する エネルギーミックス を 目指しているのだ! これまでブログで叫んでいた内容に 反応が返って来るだけでも 嬉しい
原発再稼働の 一番ネックとなっているのは 原発に対する国民の 寛容な理解 やみくもに反対する 活動家は別にして 善良な市民に対して 科学的根拠に基づく 原発の安全性について 理解を求める行動を あらためて 始めて欲しい まずは 事故後10年の区切りに これまでバラバラだった 事故の原因、物的被害状況、放射線汚染状況、 被害者の被ばくや補償状況 を 政府主導で 誰にも分かる形で取りまとめる その中で 事故に至らなかった福島第二原発など の状況も 述べて欲しい 正式な報告書と並行して 池上的説明と 漫画イラストが主の 物理知識のない人への版も 発行して欲しい この漫画イラスト版については ぜひ放射線について 十分 説明して欲しい 自然放射線、放射線被ばく、植物や体内の放射能、核実験による放射能 など 正しく評価して 風評被害の撲滅、放射能に対する不安解消に 寄与して欲しい
事故以来 国の原子力規制庁により 既存の原子炉に対して 新しい安全規制が課せられている しかし 現在稼働している 5基の原発が 新規制に対応出来なくて 再び休止するそう その理由は テロ対策 新基準では 「意図的な航空機衝突への対応」 「発電所の設備を遠隔で操作できる設備」 を 要求されている ただ アンタ 航空機の衝突に どう対応すればいいの ! 2、3 m 厚のコンクリートで 原発全体を覆う? そして 発電所の遠隔操作はどうするの? 原子炉の制御設備というのは 重要系統として 厳しく 多重化 独立化されているのだ 操作設備を新たに追加するなんてのは 二人の船頭で一台の船を操るみたいなもの! 安全上 重大な欠陥となる ! 昔 設計した私が言うのだから 間違いない! そもそも 規制庁の役人が テロを想定するのが 愚の骨頂 ! テロリストは 最小の努力で 最大の効果を狙う 日本に対しては 原発を攻撃するぞ といえば 皆 怖がるので 交渉段階では効果があるが ある人は ( 誰でしょう? ) だったら 原発を 飛翔体で狙うより 工作員を使って 川を 毒物で 汚染させれば 日本なんて 簡単に 廃墟に出来るよ ・ とほくそ笑んでいる とにかく 原発で テロ対策なんてやめて 早いとこ 再稼働の許可を 出してくれー ・
図 1 世界のCO2排出量 図 2 各国のCO2削減目標

図 3 我が国の発電方式
