「チャイナシンドローム」という映画があった 見たのは 立川南口の映画館で 昭和47年ころ
ジェーンフォンダが 新聞記者の 役で 原発の危険性を アピールしていた
そもそも "チャイナシンドローム" とは
原子炉が 暴走して、どろどろになって 地面を溶かし 地球の裏側の 中国に達する 悲劇 ということだが、
科学的に どう考えても ありえない 比喩にしても ピンと来ない
映画でも 原子炉が 暴走する場面が出てくるが、沸騰型原子炉の 計装盤を 設計した我々が見ると
科学的考証が まったく できていない
安全装置を 稼働させようとする 動きも無く、ただ 機械が正しいか、主人公の考えが正しいか 言い争っている
最後には 地震みたいな 振動が起こり 計算機のプリンタが イベント終了 で 完 となる
結局 何が 危険かは よく分からず 何となく恐い恐いの ホラー映画 の類 ではないか
物言わぬ大衆 の意見を 報道することで 災害を 及ぼす可能性のある 悪 を 抑制する
・・風なことを 言いたいようだが、あまりの茶番劇では 逆効果 と思える