今回 放射能の レベルが 低い廃棄物 (低レベル放射性廃棄物) に ついて 具体的に 説明する
現在 原発関連施設から 排出される 低レベル放射性廃棄物 は 以下の通り 分類され
それぞれ 減容・固化処理 されて 地下処分 されている

処分場は 青森県の 六ヶ所村に 1992年から Ⅰ区 Ⅱ区と 稼働している
概要を 以下に 示す

" 除染した 土や 事故で 発生した 放射性廃棄物 も みんな ここへ 持って 行け ー ! "
と いう声が 聞こえそう だが その前 に ・
以前から 言ってるように 自然放射線など 世の中 物質の全てが 放射能の 世界
放射線を 出すものは みんな 危険な ゴミだ となったら
あなたも 私も ゴミに なってしまう ( もちろん そんな状態も なきにしもあらずだが ・)
2009年に国の原子力安全委員会が Cs137については 1000 Bq/kg を クリアランスレベルと 定め
それ以下は 一般の 産業廃棄物とした
福島の事故後 環境庁では Cs137 について 100Bq/kg と 8000Bq/kgをクリアランスレベルと決めた
2種類あるのは 100Bq/kg 以下は再利用可能 8000Bq/kg 以下は 一般の 産廃施設に 廃棄可能
従って もし 産業廃棄物処分場に " ぎりぎり放射性廃棄物 " が 100トン あったとしたら 最悪
8000×100×1000 = 8 億ベクレル の 放射能が 存在する ことになる
調べれば 日本全国ホットスポット と いうのは こういうこと !
昔は 基準が 設定されてなかったので 民間では かなり いい加減に 放射性廃棄物が 捨てられていた ようだ
病院で 使う造影剤などは 短半減期なので 捨てても すぐ無くなるが 殺菌用 とか ガスクロ用 とか ・
他にも 非破壊検査装置 とか 厚み計 水分計 とか 火災報知機や 煙突の廃棄フィルタ など 身近な ものも
私が 昔 使っていた 放射線検出器の 試験用線源は 購入した ラジオアイソトープ協会が 引き取ってくれたが
この廃棄物 最終的に どうなったんだろう ・ ?
たしか 東海村に 埋める 処分場が あった 気がするが 今調べても よく わからない
全国の 産業廃棄物処分場と おなじよう なるべく 目立たぬように 身を潜めている のか ・
事故後 廃棄に関する 新基準が いろいろ 示されたが どうも 国民の ウケ狙いで ヒステリック
放射性廃棄物を むやみに どこにでも 拡散させることは 望まないが
昨今の 汚染水漏れ により もう 福島の 陸と海 全部が 汚染された と 嘆くほど のことはない
Cs137 8 億ベクレル の 放射能が あったとしても そこは 放射性廃棄物 が ある のではなく
一般の 産業廃棄物 である ということが あり得るのだ
とにかく 放射性廃棄物は ゴミだ 汚染だ と言わずに
科学的見地に 立って 現状の 放射能のレベル を 勘案して ・
クリアランス以下の 放射性廃棄物は すみやかに 一般の 産廃廃棄場に 捨てる
減容化処理などで 残った クリアランスを 超える 放射性廃棄物は 低レベル放射性廃棄物処分場に 捨てる
環境省は 今回の事故に伴う 低レベル放射性廃棄物の 処分場を 早急に 作らなければならない
家庭ごみや 産業廃棄物など バックエンドが 整備されている のが 一流の 国の 印
少なくとも ゴミ処理場や 原子力施設が 肩身の狭い 思いを しないように ・・