ここ 出雲大社 は我が国 創成期 の話 だから 神話の世界 を 知る ことが 大事
神話 は 古事記 や 日本書紀 が 元に なっている ので ただの 作り話 ではない
もちろん 現在の科学に 反する 荒唐無稽な シーンも ある これはこれで アミューズメント として 痛快 !
人間が 太刀打ち できない 自然への 畏敬 や
人間の 心の中にある 欲望 葛藤 の よりどころ など
宗教の起源 にも つながる 奥の深~い かつ 後世に 伝えたい話 も あって
頭を 突っ込んだら ハマりそう ・


神話に出てくる神々の中で 特に出雲大社に 関係が深い キャストを 紹介する
伊邪那岐神 ( いざなぎのかみ ) イザナギ
天地開闢 (てんちかいびゃく) 以来 特に パッとしない? 神々が 七代 続いたが (神代七代) (かみよななよ) 最後に 葦原中国 (あしわらなかつくに ) ( = 今の日本) を 造る 祖先にあたる 有能な神 イザナギ が 出現した 隣のお姉さん の イザナミ に 恋して 「そなたの足らぬところと 私の余るところを 一緒に合わせれば よき子孫が生まれるのではないか 」 初めて 愛情表現が 登場した これにより アマテラスや スサノヲなど 大志を持つ 数多くの神々を 生み出した
伊邪那美神 ( いざなみのかみ ) イザナミ
" 想い想われ " の イザナギとの結婚で 多くの子供を もうけたが 出産時の事故で 死んでしまった 当時は 神が死ぬと みんな住んでる 高天原 (たかまがはら) から 黄泉の国 (よみのくに) に 移住する イザナミを慕う イザナギは 黄泉の国まで 押しかけて イザナミを 拉致しよう とするが 老いて醜くなった イザナミから 「見ないで !」 と 追い返されてしまう しかし 女の情念は 永遠 やがて イザナミ は 黄泉の国 で 勢力を 拡大し 黄泉津大神 ( よもつおおかみ) となって 現在に 至る
天照大御神 ( あまてらすおおみのかみ ) アマテラス
イザナギ、イザナミ の 娘 スサノヲ に対しては 姉 葦原中国 (あしわらなかつくに) を 創造する にあたって 弟のスサノヲと ことごとく 対立する スサノヲの 暴挙に対抗するため 時には 岩戸に 隠れたり 策を はかって なんとか スサノヲを 抑え込み ダイコク に 国譲り を 託す
須佐之男命 ( すさのをのみこと ) スサノヲ
イザナギ、イザナミ の 息子 そして ダイコク の 父親 若いころから 暴れん坊で 何処へ行っても 鼻つまみ者 しかし 腕っぷしの 強いのを 見込まれて ヤマタノオロチ退治 なども 娘の スセリ姫を ダイコクと 結婚させるに 際し 数々の 難題を 出し 追い払おうとするが 最後には ダイコク の 誠意に負け スセリとの 結婚 および 葦原中国 ( あしわらなかつくに) を 創造する ことを 許す
大国主命 ( おおくにぬしのみこと ) ダイコク
スサノヲの 子 ( 六代下の子孫という説も ) 権力闘争が 厳しい 神々のなかで おっとりとした 優しい性格で いじめや 迫害を受けるが 賢明な対応と 真摯な努力により 徐々に 頭角を現わす 人気者ゆえ 妬みにより 何度も 殺されるが その度に 周囲の助けにより 復活する そして 持ち前の 精力により 神々の世界で 勢力を拡大する やがて 国譲り を 任され 出雲の大やしろを 起点に 国造りを 始める
須勢理崑売命 ( すせりひめのみこと ) スセリ姫
スサノヲ の 娘 たぶん 絶世の美人(美神?)であると 思われる あるとき ダイコクと 一目合って 恋に落ちる 反対する父親 の ダイコク に対する 難題に 際して 陰で ダイコクを 支え 最後には 正妻の座を 勝ち取る
八十神 ( やそがみ ) ヤソガミ
ダイコクの 兄 ダイコクに 自分の荷物を 全部 持たせたり 傷ついた 兎に 嘘の治療法を 教えたり とにかく 性格が悪い 一人の女を ダイコクと 争って 負けたとき ダイコクを 恨み 何度も 抹殺しよう と たくらむ 八十神とは 八百万の神 (やおよろずのかみ) という説もある すなわち ダイコクの 偉業を 引き立てるため 周りは すべて反対勢力 とした もちろん 最後に 悪者は ダイコク に 滅ぼされる




神話に 登場する 神々 の 経歴を 知っただけ で なんだか ワクワク してくる ・ !
そのまま 映画 に なる オペラ の 筋書 に しても いい いずれ 大河ドラマ に なるだろう
私 みたいな ブログ作家 は 創作意欲 が かき立て られる
しかし いろんな 神話を 調べると 出典によって 内容が ずいぶん 違う ところ が ある
もともと 元 に なった 古事記や 日本書紀の 記述も 不整合が あったり 記述が 追加 削除 されていたり
後世の人 が 神話を 都合のよい ように 創作した ことも 考えられる
神話 を どう 受け取り 発展させるか は 自由度 が 大きい
聖書や コーラン に 匹敵する 宗教書 に しても いいし
波乱万丈の スペクタクル や 愛憎 からみあう 恋愛ストーリー の 小説 に しても おもしろい
私の ブログに 出演? されている 神さま は 実に 世俗的
理科系の 人には 物理法則 に 基いて 天地創造 の お話 も してくれる
神さまとお話し
ただ 神話の 最後 は 神武天皇 という 現 皇室 の 先祖 に つながる ので
誹謗 中傷する ような 勝手な 解釈 は やめたい
神 が 常に 望む こと は 我々 人間 の 幸せ ・
皇室 が 常に 望まれる ことは 国民の 幸せ ・


我が住む町 東京都 府中市 に 大國魂神社 ( おおくにたまじんじゃ ) が ある
大化の改新 のころ 武蔵野国 を 治めるに あたり 総社 として 設置された
祭神 は もちろん 大国主の命 ただ ・
国造り を 始めて 軌道に 乗って 来た 壮年時代 に
彼 は 飽食 と 国盗り遊び に 溺れ メタボ に なった よう
まったく モテなく なって しまった
ある時 女性との 逢引 (あいびき) で 待合せ の 約束を スッポかされ
「 待つ ( = 松 ) のは辛い 」 と 泣き言 を 言った
それ以来 二千数百年
府中では お正月でも 松飾 や 門松 など 松 は 見られない




